OpenSSLの脆弱性
2016/5/3に「OpenSSL」の脆弱性に対応した「libssl」がリリースされています。「OpenSSL」の脆弱性は以下を参照にしてください。
CVE | 備考 |
---|---|
CVE-2016-2105 | サービスの妨害や任意コードの実行 |
CVE-2016-2106 | サービスの妨害や任意コードの実行 |
CVE-2016-2107 | データの不正な復号化 |
CVE-2016-2108 | サービスの妨害や任意コードの実行 |
CVE-2016-2109 | サービスの妨害 |
影響を受けるUbuntuのバージョン
この問題に影響を受けるUbuntuのバージョンは以下の通りです。- Ubuntu 12.04 LTS
- Ubuntu 14.04 LTS
- Ubuntu 15.10
- Ubuntu 16.04 LTS
現在サポート中のすべてのUbuntuがこの問題に影響を受けます。
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了したUbuntuにセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了したUbuntuは利用しないように注意してください。
すぐにアップデートを
すでにこれらの問題に対応した「libssl」がリリースされています。「ソフトウェアの更新」もしくは「アップデートマネージャー」を起動して、「OpenSSL」のアップデートを行ってください。
忘れずにPCの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。
アップデートが適用されているか確認するには
アップデートが適用されているか確認するには、インストールされている「libssl1.0.0」パッケージのバージョンを確認してください。「端末」から以下のコマンドを実行します。
apt-cache policy libssl1.0.0
上記のようにパッケージのバージョンが表示されるので、バージョンを確認します。
Ubuntuのバージョン | libssl1.0.0のバージョン |
---|---|
Ubuntu 12.04 LTS | 1.0.1-4ubuntu5.36 |
Ubuntu 14.04 LTS | 1.0.1f-1ubuntu2.19 |
Ubuntu 15.10 | 1.0.2d-0ubuntu1.5 |
Ubuntu 16.04 LTS | 1.0.2g-1ubuntu4.1 |