OpenGLベンチマークに対する指摘
以前紹介した「デスクトップ環境間のIntel GPUベンチマーク」のベンチマーク結果に対し、「Ubuntu MATE」からベンチマークに対する指摘が行われています。「デスクトップ環境間のIntel GPUベンチマーク」では、各デスクトップ環境でベンチマークを走らせ、パフォーマンスの比較を行っています。
この時各デスクトップ環境の設定は、デフォルトの設定でベンチマークを実行しています。
デフォルトのウィンドウマネージャーはソフトウェアコンポジター
「Ubuntu MATE」のデフォルトのウィンドウマネージャーはソフトウェアコンポジターで動作している「Macro」です。「デスクトップ環境間のIntel GPUベンチマーク」では、ソフトウェアコンポジターで動作している「Macro」でベンチマークを実行しているということになります。
「Macro」でフルスクリーンウィンドウをリダイレクトしないようにするには、いくつかのロジック(修正)が必要だとのことです。
ゲームやるならComptonやCompizがおすすめ
「Ubuntu MATE」でゲームをプレイするには、「Compton」や「Compiz」がおすすめです。いずれも「Ubuntu MATE」から簡単に利用できるようになっています。
以下は、「Ubuntu MATE 16.04」の各ウィンドウマネージャーでベンチマークをとった結果です。
「Compton」と「Compiz」を比較すると、わずかに「Compton」の方がパフォーマンスがよく、まず「Compton」でゲームを起動してみると良いでしょう。
SteamOSとの性能差もわずか
同じハードウェアで「SteamOS」でのベンチマーク結果と「Ubuntu MATE」のベンチマーク結果を比較したところ、「Compton」の平均FPS値は「SteamOS」より2FPS低いだけ、とのことです。「SteamOS」がゲーム向けに提供されるOSであることを考えると、「Ubuntu MATE」は十分なパフォーマンスを持っていると言ってよいでしょう。
ウィンドウマネージャーを切り替えるには
「Ubuntu MATE」のウィンドウマネージャーを切り替える方法です。1.ウィンドウマネージャー設定画面の表示
「MATE Tweak」を起動し、左側のリストから「ウィンドウ」をクリックします。2.ウィンドウマネージャーの変更
「ウィンドウマネージャー」で「Macro (Compton GPU コンポジット)」を選択すれば、「Compton」で動作するようになります。「ウィンドウマネージャー」で「Compiz」を選択すれば、「Compiz」で動作するようになります。