Build 15007の変更点
2017年1月13日にリリースされた「Build 15007」の「WSL」に関する変更点です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。機能の追加や改善
「Build 15007」で行われた機能の追加や改善です。リリースノートに記述されていない機能の改善も行われています。
1.ソケットオプションのサポート改善
以下のソケットオプションがサポートされました。- IP_PKTINFO
- IPV6_RECVPKTINFO
これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2.物理アドレスを16バイトに制限
lxcore内で扱うネットワークインターフェースの物理アドレスを16バイトに制限(省略)しました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
- ifconfig command not working
- Python netifaces.interfaces() returns [Errno 22] when connected with internet on build 14965
- Node: invalid argument, uv_interface_addresses
- os.networkInterfaces error in NodeJS / Yeoman
- ifaddrs.h: getifaddrs() causing invalid argument exception.
不具合の修正
「Build 15007」で行われた機能の追加や改善です。リリースノートに記述されていない不具合の修正も行われています。
1.CPUコアの使用率が100%になる不具合の修正
前回の既知の問題であったCPUコアの使用率が100%になる不具合が修正されました。既知の問題
既知の問題です。1.Ctrl+Cが動作しない
「Ctrl+C」が動作しません。「Ctrl+C」キーを押すと、「C」キーが押されたのと同じ動作を行います。
回避策
「Ctrl+K」キーを「Ctrl+C」にマップします。以下のコマンドを実行すれば、「Ctrl+K」を押したときに「Ctrl+C」の動作を行わせることができます。
stty intr \^k
これは一時的な変更です。
永続的に変更したい場合は、「.bashrc」に上記のコマンドを記述してください。
Linux Test Projectのテスト結果
「Linux Test Project(LTP)」は、「Linux Kernel」やカーネルに関連した機能の信頼性、頑健性、安定性のテストを行うテストスイートを開発しているプロジェクトです。「WSL」は「Linux Kernel」相当の機能を提供するソフトウェアであり、「Linux Test Project」で「WSL」のテストを行った結果が公開されています。
- テストに合格した項目数:709(前回:690)
- テストに失敗した項目数:255(前回:274)