VirtualBox 5.1.20がリリースされました
2017年4月18日に「VirtualBox 5.1.20」がリリースされました。VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」で「VirtualBox 5.1.20」にアップデートできます。注意
「VirtualBox 5.1.20」にアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないことを確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。VirtualBoxを新規にインストールする場合
「VirtualBox」を新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.1.0をインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 17.04を利用している場合
「Ubuntu 17.04」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「zesty」になるためコマンドの入力内容に注意してください。VirtualBox 5.1.20の変更点
「VirtualBox 5.1.20」の変更点は、「ChangeLog」を参考にしてください。今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。
変更点:Changelog for VirtualBox 5.1
ダウンロード:Download VirtualBox
いくつか変更点をピックアップします。
GUI
- ユーザーが新しい拡張パックをインストールする際、拡張パックの更新確認を行わないように変更(Don't ask for upgrading the ExtPack if started by clicking .vbox-extpack)
- マルチモニターの仮想マシンをフルスクリーンやシームレスモードに切り替える時に発生しうるクラッシュに対応
- キーボード非キャプチャー時に発生するnon-literalショートカットに関する問題の修正
- 仮想アプライアンスのインポート画面で、デフォルトに戻す時に発生するクラッシュの修正
BIOS
- El Toritoハードディスクエミュレーションに関する不具合の修正
Windowsゲストのみ
- Windows Vista以降で発生する自動ログインに関する問題の修正(Regression: auto logon fails after update from 5.0 )
- 仮想マシンに64GBを超えるメモリーを割り当てる時に発生する問題の修正
Linuxホストのみ
- フルスクリーンやシームレスモード時に発生するミニツールバーに関する問題の修正
仮想マシンにUbuntu 17.04をインストール
ホスト「Ubuntu 17.04 64bit」 + 仮想マシン「Ubuntu 17.04 64bit」の環境に、「Guest Additions」をインストールして利用してみましたが、現状特に問題は起きていません。Unityも3Dアクセラレーションが有効な状態で動作しています。
Guest Additionsをインストールし、3Dアクセラレーションを有効にしておく
仮想マシンに「Ubuntu」をインストールした後や「VirtualBox」をアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。
また忘れずに、仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にしておきましょう。