AtomにIDEの機能をもたらすAtom-IDE登場
2017年9月12日、「Atom」の開発を行っている「GitHub」から「Atom-IDE」の発表がありました。「Atom-IDE」は、「Atom」にIDE(開発環境)が持つ機能をもたらすパッケージです。
「Atom」自身は高度なテキストエディターですが、「Atom-IDE」の導入によりIDEのような使い方ができるようになります。
- オートコンプリート
- コードのエラーや警告の表示、該当箇所へのジャンプ
- 参照の検索
- コードフォーマット
- 定義へ移動
- タイプやオブジェクトの追加情報の表示
- アウトラインビュー
- 参照の強調表示
Atom-IDEをインストールするには
「Atom-IDE」のインストール方法を紹介します。1.Atom β板のインストール
現在「Atom-IDE」は、「Atom Beta 1.21」での利用が強く推奨されています。「Atom Beta 1.21」は「Atom-IDE」に必要なファイルの監視やプロセス制御の機能が含まれているためです。
「Atom Beta」のインストール方法は、以下を参照してください。
2.Settings画面を開く
「Edit」メニューの「Preferences」をクリックするか、「Ctrl+,」キーを押します。以下のように「Settings」画面が表示されます。
3.Atom-IDEパッケージの検索
左側のカテゴリーから「Install」をクリックし、以下のように「atom-ide-ui」パッケージを検索します。4.Atom-IDEパッケージのインストール
「atom-ide-ui」パッケージが見つかるので、「Install」ボタンをクリックします。以下のようにインストールが完了します。
5.言語サポートパッケージのインストール
「Atom-IDE」はあくまで側を提供するものであり、各プログラミング言語に対応したパッケージを別途インストールする必要があります。「ide-」で検索すると各プログラミング言語に対応したパッケージを探すことができます。
言語サポートパッケージの紹介
公式では以下の言語サポートパッケージを紹介しています。言語 | パッケージ |
---|---|
TypeScript & JavaScript | ide-typescript |
Flow | ide-flowtype |
C# | ide-csharp |
Java | ide-java |
PHP | ide-php |
今後「Rust」「Go」「Python」など、更に多くの言語に対応した各種パッケージが利用できるようになる予定です。