Linux Mint 18.3 CinnamonとMATEのβ版が今週中にリリースへ
「Linux Mint 18.3 Cinnamon Edition」と「Linux Mint 18.3 MATE Edition」のβ版が今週中にリリースされる予定です。Linux Mint 18.3の改善点
「Linux Mint 18.3」に以下の改善が行われました。スペルチェックの対象言語の追加
スペルチェック/類義語の対象言語が追加されました。- English
- German
- Spanish
- French
- Italian
- Portuguese
- Russian
ソフトウェアマネージャーの改良
以下のソフトウェアをソフトウェアマネージャーからインストールできるようになりました。- Skype
- Google Earth
MATEのMint menuの改善
「MATE」の「Mint menu」に最近使用したアプリが表示されるようになりました。ドキュメントをRead the Docsに移行
現在「Linux Mint」のユーザー向けドキュメント(ユーザーガイド)は、PDFで提供されています。このドキュメントの元になるドキュメントは「LibreOffice」形式で管理されています。
この形式は多くのドキュメント作成者にとってレビューや翻訳のハードルが低くなるという利点がありましたが、メンテナンスや管理に煩雑さをもたらしていました。
変更の追跡が難しくなり、英語のドキュメントと翻訳されたドキュメントの内容の乖離が目立ち始めました。
またユーザーガイドはボリュームが大きくなり、見通しが悪くなりました。
状況を改善するために
そこで「Linux Mint 19」では、ドキュメントを「Read the Docs」に移行させることになりました。- インストールガイド
- 開発者向けガイド
- トラブルシューティング及びバグ報告のガイド
- Mintプロジェクトとコミュニティの概要を説明するスタートアップガイド
「Read the Docs」に移行すればユーザーは、オンラインではHTML形式でドキュメントを参照でき、オフラインではPDFやePUBでドキュメント参照できるようになります。
ドキュメント自体は「RST (reStructuredText)」で記述され、変更管理はGitHub上で行われます。
Gettextを使用して翻訳テンプレートが作成され、それはLaunchpadに取り込まれます。
つまりソフトウェアを翻訳しているのと似た感覚で、ドキュメントの翻訳も可能になります。