Snap版.NET Coreの検討
Microsoftの「.NET Core」の開発者が、Snap版「.NET Core」の検討を行っています。deb版「.NET Core」はすでに提供されており、ユーザーはパッケージを直接入手するか、Microsoftのリポジトリーを利用することで、「Ubuntu」に「.NET Core」をインストールすることができます。
しかしもっと簡単にユーザーが「.NET Core」を利用できるよう、Snapパッケージ版の「.NET Core」の提供が検討されています。
Snapの利点
Snapパッケージでは、パッケージの情報をYAMLベースで記述します。この記述方法はdebパッケージと異なり分かりやすく、またdebパッケージのような複雑さがない点が評価されています。
またSnapは特定のディストリビューションに依存せず、「Snap Store」で配布でき、ユーザーの目に留まりやすい(採用されやすい)点も評価されています。
Snap Storeでの配布が目標の1つになっています。
利用可能なすべてのチャンネルを検討
「Snap Store」でパッケージを配布する際、以下のチャンネルを利用してソフトウェアを配布できます。- stable
- candidate
- beta
- edge
もちろん独自のチャンネルも利用できます。
安定版やベータ版など、チャンネルごとにそれぞれの品質に見合うソフトウェアを配布することができます。
またユーザーは、自分で利用したいチャンネルを選択できます。
Snap版「.NET Core」では、すべてのチャンネルの利用が想定されますが、少なくとも「beta」以外のチャンネルの利用が検討されています。