L1TFの緩和策とDoSや機密情報漏洩の脆弱性
2018年8月14日、「L1TF(L1 Terminal Fault)」の緩和策とDoSや機密情報漏洩の脆弱性に対応した「Linux kernel」がリリースされました。効果的に「CVE-2018-3646」の影響を緩和するために、CPUのマイクロコードのアップデートが推奨されます。
「L1TF」に関する情報及び「Ubuntu」での対応状況は、以下を参照してください。
Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | 影響を受ける バージョン |
---|---|---|
USN-3740-1 USN-3740-2 |
CVE-2018-3620 CVE-2018-3646 CVE-2018-5391 |
Ubuntu 18.04 LTS Ubuntu 16.04 LTS(HWE) |
USN-3741-1 USN-3741-2 |
CVE-2018-3620 CVE-2018-3646 CVE-2018-5390 CVE-2018-5391 |
Ubuntu 16.04 LTS Ubuntu 14.04 LTS(HWE) |
USN-3742-1 USN-3742-2 |
CVE-2017-18344 CVE-2018-3620 CVE-2018-3646 CVE-2018-5390 CVE-2018-5391 |
Ubuntu 14.04 LTS Ubuntu 12.04 ESM(HWE) |
Ubuntu Security Notice一覧
- USN-3740-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3740-2: Linux kernel (HWE) vulnerabilities
- USN-3741-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3741-2: Linux kernel (Xenial HWE) vulnerabilities
- USN-3742-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3742-2: Linux kernel (Trusty HWE) vulnerabilities
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了した「Ubuntu」にセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了した「Ubuntu」は利用しないでください。
すぐにアップデートを
上記の問題に対応した「Linux kernel」がリリースされています。「ソフトウェアの更新」を起動して、「Linux kernel」のアップデートを行ってください。
忘れずにPCの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。