Ubuntu 18.04.3のリリーススケジュール
「Ubuntu」では、LTSリリースに限りポイントリリースを設定しています。「Ubuntu 18.04」はLTSリリースであるため、ポイントリリースが設定されています。
以前リリースされた「Ubuntu 18.04.2」の次にリリースされるポイントリリースが、「Ubuntu 18.04.3」です。
ポイントリリースとは
「Ubuntu 18.04.3」のリリースはポイントリリースと呼ばれ、「Windows」で言うところのサービスパックに相当します。つまりそれまでのアップデートが含まれた状態でディスクイメージがリリースされます。
また「Ubuntu 18.04.2」以降のポイントリリースは、新しい「Linux kernel」や「Xスタック」が提供されます。
ポイントリリースは、LTSリリースの「Ubuntu」にのみ設定されるリリースです。
慣例に従えばポイントリリースは、「Ubuntu 18.04.5」までリリースされるでしょう。
アップデートも可能
すでに「Ubuntu 18.04」を利用しているユーザーは、普段通りに「ソフトウェアの更新」からソフトウェアをアップデートしていれば、「Ubuntu 18.04.3」リリース後に「Ubuntu 18.04.3」になります。「Ubuntu 18.04.3」では「Ubuntu 19.04」で採用される「Linux kernel」と「Xスタック」が採用される予定です。
ただしオリジナル(GA)の「Linux kernel」とXスタックを利用している場合、新しい「Linux kernel」とXスタックを利用するなら、ユーザーが明示的にそれらのソフトウェアをインストールする必要があります。
Ubuntu 18.04.3のリリース日
現在「Ubuntu 18.04.3」のリリース日は、2019年8月1日に予定されています。加えて「Ubuntu 18.04.4」のリリース日は、2020年2月6日に予定されています。
さらに「Ubuntu 18.04.5」のリリース日は、2020年8月6日に予定されています。
参考程度に留めておこう
まだ「Ubuntu 19.04」以降の「Ubuntu」はリリースされておらず、日程もまだ先の話ですので、参考程度に留めておくと良いでしょう。サポート期間は変わらない
サポート期間は「Ubuntu 18.04」がリリースされてから5年です。従ってサポート期間に変化はありません。
サポートは2023年4月まで提供されます。
また3年間のサポートが提供されるフレーバーは、2021年4月まで利用可能です。
ローリングLTS Enablement Stackモデルの採用
「Ubuntu 16.04.2」以降、ローリングLTS Enablement Stackモデルが採用されています。新しい「Linux kernel」と「Xスタック」を利用する場合、約半年ごとにこれらのソフトウェアもアップグレードしていきます。