PowerShell 7.0.0 Preview 4がリリースされました
2019年9月19日、「PowerShell 7.0.0 Preview 4」がリリースされました。Preview版は安定版ではありません。
安定版のリリースに向け、継続的に作業が行われていきます。
また以前紹介したように今まで「PowerShell Core」という名称でしたが、「PowerShell 7」から「Core」が削除され「PowerShell」になります。
リリース情報
リリースアナウンス:PowerShell 7 Preview 4リリースノート:v7.0.0-preview.4 Release of PowerShell Core
リリーススケジュール
2019年12月に「PowerShell 7 Release Candidate」のリリースが予定されています。2020年1月に「PowerShell 7 General Availability(安定版)」のリリースが予定されています。
また「PowerShell 7」は初のLTS(Long Term Servicing)リリースとなり、長期サポートが提供される予定です。
deb版PowerShell PreviewがサポートするUbuntuのバージョン
deb版「PowerShell 7.0.0 Preview 4」は、以下の「Ubuntu」のバージョンで利用できます。- Ubuntu 16.04 LTS
- Ubuntu 18.04 LTS
いずれも64bit版(amd64)が対象です。
「Ubuntu 19.04」など上記以外のバージョンで「PowerShell Preview」を利用したい場合は、Snap版「PowerShell Preview」の利用を検討してください。
PowerShell Preview 4へアップデートするには
deb版PowerShell Previewを利用している場合
すでにdeb版「PowerShell Preview」をインストールしているユーザーは、「ソフトウェアの更新」からアップデートできます。Snap版PowerShell Previewを利用している場合
すでにSnap版「PowerShell Preview」をインストールしているユーザーは、アップデートが提供され次第、自動的にアップデートされます。PowerShell Previewをインストールするには
deb版PowerShell Previewをインストールするには
deb版「PowerShell Preview」をインストールする方法は、以下を参照してください。次回以降「ソフトウェアの更新」からアップデートできるようになります。
Snap版PowerShell Previewをインストールするには
Snap版「PowerShell Preview」は、以下からインストールできます。PowerShell 7.0.0 Preview 4の新機能と変更点
「PowerShell 7.0.0 Preview 4」の新機能と変更点を紹介します。詳細な内容はリリースアナウンスを参照してください。
1.三項演算子(Ternary Operator)
「Ternary Operator」が利用できるようになりました。2.Start-Job -WorkingDirectory
「Start-Job」コマンドレットでは、作業ディレクトリーを指定する「-WorkingDirectory」パラメーターを利用できるようになりました。3.$ErrorActionPreference = "Break"
「$ErrorActionPreference」に「Break」を設定すると、エラー発生時に即座にデバッガーに移ることができます。4.Invoke-DscResource
「LCM(Local Configuration Manager)」をバイパスしながらDSCリソースを活用できます。この機能はクロスプラットホームで利用できますが、バイナリーのDSCリソースはサポートされません。
5.DSC Configuration Compilation
Windows以外のプラットフォーム上でもDSCのコンパイルが可能になりました。この機能はまだ実装途中であり、いくつか既知の問題があります。