debパッケージ版のPowerShell 7.1をインストールするには
「Ubuntu」にdebパッケージで提供される「PowerShell 7.1.0」をインストールする方法です。PowerShell 7.1.0のリリース情報
PowerShell 7.1.0のリリース情報は、以下を参照してください。すでにPowerShell 7をインストールしている場合
すでにdeb版「PowerShell 7.0」をインストールしているユーザーは、「ソフトウェアの更新」から「PowerShell 7.1」にアップデートできます。作業上の留意点
「PowerShell」のインストール作業は「端末」で行います。コマンドを端末に貼り付けるには
クリップボードにコピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
1.PowerShellのインストール準備
まずは「PowerShell」のインストール準備です。すでに「Microsoft」のリポジトリーが登録されている場合、この作業は不要です。
1-1.パッケージのダウンロード
「端末」で以下のコマンドを実行し、「packages-microsoft-prod.deb」パッケージをダウンロードします。このパッケージは、「Microsoft」のリポジトリーを登録するためのパッケージです。
Ubuntu 20.04 LTSの場合
「Ubuntu 20.04 LTS」を利用している場合、以下のコマンドを実行してパッケージをダウンロードします。wget https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/20.04/packages-microsoft-prod.deb -O packages-microsoft-prod.deb
Ubuntu 18.04 LTSの場合
「Ubuntu 18.04 LTS」を利用している場合、以下のコマンドを実行してパッケージをダウンロードします。wget https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/18.04/packages-microsoft-prod.deb -O packages-microsoft-prod.deb
Ubuntu 16.04 LTSの場合
「Ubuntu 16.04 LTS」を利用している場合、以下のコマンドを実行してパッケージをダウンロードします。wget https://packages.microsoft.com/config/ubuntu/16.04/packages-microsoft-prod.deb -O packages-microsoft-prod.deb
1-2.パッケージのインストール
以下のコマンドを実行し、ダウンロードしたパッケージをインストールします。
sudo dpkg -i packages-microsoft-prod.deb
1-3.パッケージインデックスファイルの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージインデックスファイルを更新します。
sudo apt-get update
1-4.apt-transport-httpsのインストール
以下のコマンドを実行し、「apt-transport-https」パッケージをインストールします。
sudo apt-get install apt-transport-https
以上で準備完了です。
2.PowerShellのインストール
「PowerShell 7.1.0」をインストールします。2-1.PowerShellのインストール
以下のコマンドを実行し、「PowerShell」をインストールします。
sudo apt-get install powershell
2-2.PowerShellの起動
「PowerShell」は以下のコマンドで起動できます。pwsh
補足
現時点で「Ubuntu 20.04 LTS」向けの「PowerShell」は、まだ「Microsoft」のリポジトリーから提供されていません。リリースノートから「Ubuntu 20.04 LTS」向けのdebパッケージ版「PowerShell」をダウンロードできるようになっているので、直接パッケージをダウンロードしてインストールしてください。