WSLやLinuxディストリビューションのインストールがもっと簡単に
「Build 20246」にて「WSL」やLinuxディストリビューションのインストールがもっと簡単になりました。WSLのインストール
「WSL」のインストールは、管理者でコマンドプロンプトなどCUIシェルを起動し、以下のコマンドを実行します。
wsl --install
インストール完了後PCの再起動を促されるので、PCを再起動してください。
WSLとUbuntuがインストールされる
このコマンドの実行により、「WSL」及び「Virtual Machine Platform」コンポーネントの有効化、最新の「Linux kernel」のダウンロードとインストール、そしてデフォルトの「WSL」が「WSL 2」に設定されます。加えて「Ubuntu」のダウンロードとインストールが実行されます。
別のLinuxディストリビューションをインストールするには
デフォルトでは「Ubuntu」がインストールされますが、「-d」オプションを指定することで別のLinuxディストリビューションをインストールすることもできます。例えば「Ubuntu」の代わりに「Debian」をインストールする場合、以下のコマンドを実行します。
wsl --install -d Debian
Linuxディストリビューションのインストール
Linuxディストリビューションのインストールも簡単です。「WSL」のインストールと同様に「-d」オプションでインストールするLinuxディストリビューションを指定します。
wsl --install -d <Linuxディストリビューション名>
例えば「Debian」をインストールする場合、以下のコマンドを実行します。
wsl --install -d Debian
ちなみに指定するLinuxディストリビューション名は、大文字・小文字を区別しません。
インストール可能なLinuxディストリビューションを調べるには
「-d」オプションに指定可能なLinuxディストリビューションを調べるには、以下のコマンドを実行します。
wsl --list --online
「NAME」列に表示されているLinuxディストリビューション名を「-d」オプションに指定できます。