Build 21354のWSLに関する新機能と変更点
2021年4月7日にリリースされた「Build 21354」の「WSL」に関する新機能と変更点の紹介です。リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの改善
「WSL」の改善点です。1.\wslプレフィクスの変更
ネットワーク上に「wsl」と言う名のPCが存在している時に発生する問題を回避するため、「\wsl」プレフィクスが「\wsl.localhost」プレフィクスに変更されました。ちなみに「\wsl$」は引き続き利用可能です。
2.Linuxのクイックアクセスアイコン
「wow」プロセスでも「Linux」のクイックアクセスアイコンが利用できるようになりました。3./usr/lib/wsl/libのfmask変更
「/usr/lib/wsl/lib」ディレクトリーの「fmask」が「222」に変更され、ファイルが実行可能になりました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
4.wslサービスがクラッシュする不具合の修正
「Virtual Machine Platform」が有効になっていない環境でwslサービスがクラッシュする不具合が修正されました。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu 20.04 LTS」のインストール方法は、以下を参照してください。「Ubuntu 18.04 LTS」もインストール可能です。
Microsoft Store
その他「Microsoft Store」からインストール可能なLinuxディストリビューションは、以下のリンク先を参照してください。- Ubuntu 16.04 LTS
- Ubuntu 18.04 LTS
- Ubuntu 20.04 LTS
- openSUSE Leap 15.1
- SUSE Linux Enterprise Server 12 SP5
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP1
- Kali Linux
- Debian GNU/Linux
- Fedora Remix for WSL
- Pengwin
- Pengwin Enterprise
- Alpine WSL