LXQt 1.2の新機能と変更点
2022年11月5日、「LXQt 1.2」がリリースされました。リリースノートから「LXQt 1.2」の新機能と変更点を紹介します。
LXQt
「LXQt」はデスクトップ環境です。また「LXQt」で標準的に使用されるアプリケーションも提供しています。
「LXQt」は非常に軽量なデスクトップ環境であり、「Ubuntu」の公式フレーバーでは「Lubuntu」が採用しているデスクトップ環境です。
リリースノート
「LXQt 1.2.0」のリリースノートは、以下を参照してください。動画版LXQt 1.2の新機能と変更点
動画版「LXQt 1.2」の新機能と変更点も作成しました。よろしかったら参考にして頂ければと思います。
ファイルマネージャー
「ファイルマネージャー(LibFM-Qt / PCManFM-Qt)」に関する変更点です。1.ファイルの検索履歴
ファイルの検索履歴を保持できるようになりました。検索履歴は、ファイル検索ダイアログの「名前/場所」による検索で利用可能です。
また同様に「内容」による検索でも履歴を利用可能です。
2.アイテム選択の改善
「詳細リスト表示」選択時、「名前」以外の列内でマウスカーソルをドラッグすることで、アイテムを複数選択できるようになりました。3.アイテム選択解除のショートカットキー追加
アイテムの選択をすべて解除する「Ctrl + D」ショートカットキーが追加されました。4.ファイル名一括変更機能の改善
ファイル名の一括変更機能が改善され、0でパディングするオプションとローカライズされた数値を使用するオプションが追加されました。5.デスクトップのマージン設定
デスクトップの作業領域のマージンをカスタマイズできるようになりました。ここでアイコンの配置領域の上下左右のマージンを設定できます。
6.複数ファイルの実行確認の記憶
複数の実行ファイルを実行する時に、実行方法を確認する画面が表示されてます。この時1ファイルずつ実行方法を確認していきますが、まとめて実行方法を指定するオプションが追加されました。
7.ランチャー作成機能の改善
ランチャー作成機能では、カテゴリーエントリーを指定できるようになりました。またツールチップによるヘルプ表示にも対応しました。
パネル
パネル(LXQt Pane)の変更点です。「クイック起動」では、各ランチャーを右クリックした時に表示されるコンテキストメニューからデスクトップエントリーファイルを再読み込みするメニュー項目が追加されました。