セキュリティーアップデートのリリース
「2022/11/23」にリリースされたセキュリティーアップデートの情報です。「ソフトウェアの更新」を起動して、ソフトウェアをアップデートしてください。
1.APR-utilの脆弱性
2022年11月23日、DoSの脆弱性に対応した「APR-util」がリリースされました。Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | アップデート提供OS |
---|---|---|
USN-5737-1 |
CVE-2017-12618 |
Ubuntu 16.04 ESM Ubuntu 14.04 ESM |
Ubuntu Security Notice一覧
忘れずにソフトウェアの再起動を
アップデートが完了したら、「Subversion」や「Apache」など「APR-util」を利用しているソフトウェアを忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。
2.Expatの脆弱性
2022年11月23日、DoSや任意コード実行の脆弱性に対応した「Expat」がリリースされました。また本アップデートには、「Ubuntu 18.04 LTS」で発生した「Expat」のリグレッションの修正も含まれています。
Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | アップデート提供OS |
---|---|---|
USN-5638-3 |
CVE-2022-43680 |
Ubuntu 22.10 Ubuntu 22.04 LTS Ubuntu 20.04 LTS Ubuntu 18.04 LTS Ubuntu 16.04 ESM |
Ubuntu Security Notice一覧
3.MariaDBの脆弱性
2022年11月23日、DoSや任意コード実行の脆弱性に対応した「MariaDB」がリリースされました。Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice一覧
補足
本アップデートには、アップストリームでリリースされた新バージョンの「MariaDB」が含まれています。「Ubuntu 20.04 LTS」では「MariaDB 10.3.37」にアップデートされます。
「MariaDB 10.3.37」の変更点は以下を参照してください。
「Ubuntu 22.04 LTS」及び「Ubuntu 22.10」では、「MariaDB 10.6.11」にアップデートされます。
「MariaDB 10.6.11」の変更点は以下を参照してください。
そのため脆弱性の対応だけでなく、その他の不具合の修正も含まれています。
4.X.Org X Serverの脆弱性
2022年11月23日、DoSや任意コード実行の脆弱性に対応した「X.Org X Server」がリリースされました。Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | アップデート提供OS |
---|---|---|
USN-5740-1 | CVE-2022-3550 CVE-2022-3551 |
Ubuntu 22.10 Ubuntu 22.04 LTS Ubuntu 20.04 LTS Ubuntu 18.04 LTS Ubuntu 16.04 ESM Ubuntu 14.04 ESM |
Ubuntu Security Notice一覧
忘れずにPCの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。