RISC-V アーキテクチャーを採用したUbuntu プリインストールノートPC登場
2024年6月13日、RISC-V アーキテクチャーを採用した Ubuntu プリインストールノートPCがアナウンスされました。RISC-V
RISC-V(リスク ファイブ)はアーキテクチャーの一種です。現在PCの分野では主にx86-64 アーキテクチャーが採用されています。
いわゆる64bit版と呼ばれるものです。
一方でスマホや Raspberry Pi の分野では、主にARM アーキテクチャーが採用されています。
また一部では、ARM アーキテクチャーを採用したノートPCも販売されていますね。
RISC-V は他のアーキテクチャーと比べ新しいアーキテクチャーであり、また他のアーキテクチャーと異なり命令セットがオープンソースで提供されています。
実装はクローズでも可能なライセンスであり、企業にとっても扱いやすいライセンスでしょう。
DC-ROMA RISC-V LAPTOP II
今回発表されたノートPCの名称は DC-ROMA RISC-V LAPTOP II であり、Ubuntu Desktop 23.10 がプリインストールされています。Ubuntu Desktop 23.10 はもうすぐサポート期間が切れるため、将来的に Ubuntu Desktop 24.04 LTS に移行するのでしょうか。
基本スペック
DC-ROMA RISC-V LAPTOP II の基本スペックを見てみましょう。項目 | デバイス |
---|---|
CPU | RISC-V 64-bit 8-core CPU(最大 2.0 GHz) AI Fusion Computing Engine Vector Engine |
メモリー | LPDDR4X 8GB/16GB(最大 16GB) |
ストレージ | 最大 1TB SSD |
ディスプレイ | 1920x1080@60Hz 14 インチ IPS液晶 |
インタフェース | WI-FI 6 Bluetooth 5.2 1080P FHD ウェブカメラ USB 3.0 |
OS | Ubuntu Desktop 23.10 |
予約注文可能に
2024年6月18日より、DC-ROMA RISC-V LAPTOP II の予約注文が可能になっています。現在セール中で約6.4万円になっていますね。
ちなみにノートPCのメーカーは、香港の企業ですね。