NTFS ボリュームにアクセスできなくなる現象
Linux kernel 7.0 の ntfs3 ドライバーで kernel BUG が発生し、NTFS ボリュームにアクセスできなくなる現象が報告されています。ntfs3 ドライバー
ntfs3 ドライバーは NTFS にアクセスするためのファイルシステムドライバーです。NTFS は Windows で使用されているファイルシステムであり、ユーザーは ntfs3 ドライバー経由で NTFS 上のファイルを読み書きできます。
kernel BUG
kernel BUG は Linux kernel 内部で起きてはならない状況が起きた時に発生する現象であり、ログの出力と共に処理が中止されます。開発者で言うところのアサートみたいなものです。
本件では以下のようなログが出力されます。
kernel BUG at fs/iomap/buffered-io.c:1061!
Oops: invalid opcode: 0000 [#1] SMP NOPTI
RIP: 0010:iomap_write_end+0x1e0/0x1f0
Call Trace:
iomap_write_iter+0x171/0x340
iomap_file_buffered_write+0xa6/0x110
ntfs_file_write_iter+0x267/0x310 [ntfs3]
vfs_write+0x25b/0x490
ksys_write+0x71/0xf0
__x64_sys_write+0x19/0x30
do_syscall_64+0x105/0x5a0
Oops: invalid opcode: 0000 [#1] SMP NOPTI
RIP: 0010:iomap_write_end+0x1e0/0x1f0
Call Trace:
iomap_write_iter+0x171/0x340
iomap_file_buffered_write+0xa6/0x110
ntfs_file_write_iter+0x267/0x310 [ntfs3]
vfs_write+0x25b/0x490
ksys_write+0x71/0xf0
__x64_sys_write+0x19/0x30
do_syscall_64+0x105/0x5a0
発生する現象
Kernel panic のような致命的な状態ではないためシステムは引き続き動作しますが、kernel BUG に影響を受ける範囲で一部の動作に問題が発生します。本件では NTFS ボリュームにアクセスするアプリがフリーズしたり、NTFS ボリュームをアンマウントできなくなります。
この現象が発生したら、PC を再起動するしかありません。
現象が発生する機会
本件は NTFS ボリュームに対し、小さなファイルを大量に書き込んだ時に発生する可能性があります。そのためファイルシステム破損のリスクも伴います。
