Nautilus スクリプトマネージャー
Nautilus スクリプトマネージャーは、Nautilus スクリプトの管理を行うアプリです。以前紹介した通り、Nautilus スクリプトの配置場所に全ユーザー共通のフォルダーは存在しません。
従って各ユーザーごとにNautilus スクリプトを管理する必要があります。
しかしこのアプリを利用することで、一元的にNautilus スクリプトの管理を行うことができ、各ユーザーは利用したいNautilus スクリプトを選択することができます。
アプリ名は「nautilus-scripts-manager」です。
インストール
Nautilus スクリプトマネージャーのインストールです。Ubuntu ソフトウェアセンターを起動し、「nautilus-scripts-manager」で検索します。
「インストール」ボタンをクリックします。
起動
Nautilus スクリプトマネージャーの起動です。Dashホームから以下のように起動します。
UI構成
Nautilus スクリプトマネージャーのUI構成です。1.Active
現在有効になっているスクリプトにはチェックが入ります。2.Script
スクリプトファイル名が表示されます。3.Position
スクリプト名が表示されます。ここで表示されている名称が、Nautilusのスクリプトメニューに表示されます。
スクリプト名は変更できます。
4.「終了」ボタン
Nautilus スクリプトマネージャーを終了します。Nautilus スクリプトの配置場所
Nautilus スクリプトマネージャーで管理するスクリプトは、「/usr/share/nautilus-scripts」フォルダー以下に配置します。サブフォルダー以下も再帰的に検出されます。
Nautilus スクリプトを有効にする
Nautilus スクリプトを有効にします。1.スクリプトの有効化
「Active」列のチェックボックスをクリックして、チェックをオンにします。2.有効化完了
「~/.gnome2/nautilus-scripts」フォルダーを確認すると、以下のようにスクリプトファイルへのソフトリンクが作成されています。「スクリプト」メニューを開くと、有効化したスクリプトが表示されています。
Nautilus スクリプト名を変更する
Nautilus スクリプト名を変更します。名称を変更すると「スクリプト」メニューに表示される項目名や、ファイル名が変更されます。
1.スクリプト名の変更
スクリプト名を変更したいスクリプトの「Position」列をクリックします。以下のように名称が変更できる状態になるので、新しい名称を入力して「エンター」キーを押します。
今回は以下のように入力しました。
2.変更完了
「~/.gnome2/nautilus-scripts」フォルダーを確認すると、以下のようにファイル名が変更されています。「スクリプト」メニューを開くと、スクリプト名も変更されています。