UEFI環境にインストールしたKubuntuが起動できないバグ
UEFI環境に新規インストールしたKubuntuが起動できないバグがあります。このバグが修正されるまで、以下の方法でこのバグを回避します。
1.現象の確認
まず現象の確認です。この現象を確認したらライブメディアからKubuntu 13.10を起動します。
1-1.現象の確認
UEFI環境でKubuntu 13.10を新規インストール後、PCを再起動すると以下の画面で停止します。BIOS環境やパーティションテーブルの形式が「MBR」の場合は、この現象が発生しません。
1-2.PCを再起動する
上記の画面が表示されたらライブメディアを挿入し、PCを再起動します。上記の画面で「reboot」と入力し「エンター」キーを押せば、PCが再起動します。
再起動後、ライブメディアからKubuntu 13.10を起動します。
2.EFIシステムパーティションの確認
EFIシステムパーティションに対して操作を行うため、EFIシステムパーティションのデバイスファイルを確認します。2-1.KDE Partition Managerの起動
「Kickoffアプリケーションランチャー」から「KDE Partition Manager」を起動します。2-2.EFIシステムパーティションの確認
EFIシステムパーティションのデバイスファイルを確認します。「デバイス」からディスクを選択し、そのディスク内からEFIシステムパーティションを探します。
以下の環境では、「/dev/sda1」がEFIシステムパーティショのデバイスファイルになります。
3.EFIシステムパーティションのマウント
EFIシステムパーティションをマウントします。3-1.ターミナルを起動する
まず「ターミナル」を「Kickoffアプリケーションランチャー」から起動します。3-2.EFIシステムパーティションのマウント
起動した「ターミナル」に以下のコマンドを入力し、「エンター」キーを押します。sudo EFIシステムパーティションのデバイスファイル /mnt
4.OSローダーのコピー
OSローダーをコピーします。4-1.Dolphinの起動
Kubuntu標準のファイルマネージャーである「Dolphin」を起動します。「ターミナル」から以下のコマンドを実行します。
kdesudo dolphin
「Dolphin」が起動するので、「/mnt/EFI」に移動します。
4-2.OSローダーのコピー
「kubuntu」フォルダーがあるので、このフォルダーをコピーしてフォルダー名を「ubuntu」に変更します。4-3.コピー完了
以下のようにします。以上で完了です。
PCを再起動すれば、Kubuntu 13.10が起動します。