共有フォルダー
VirtualBoxでは、共有フォルダー機能を利用することで、ホストOSの特定のフォルダーをゲストOSと共有して利用することができます。ファイルやフォルダーの共有は、Samba等OSの機能を利用し行うこともできますが、VirtualBoxの共有フォルダー機能を利用したほうが楽です。
ホストOS及びゲストOSは両方Ubuntuを利用しています。
共有フォルダーの設定
ホストOSで共有フォルダーの設定を行います。共有フォルダーの設定は、各仮想マシンごとに行います。
ここで行っている作業は、仮想マシンが起動していない状態で行っています。
1.仮想マシンの選択と設定画面の表示
VirtualBoxを起動し、共有フォルダーの設定を行いたい仮想マシンを選択し後、「設定」ボタンをクリックします。2.共有フォルダー設定画面の表示
以下の画面が表示されるので、左側の設定項目一覧から「共有フォルダー」をクリックします。3.共有フォルダーの追加
以下の画面が表示されるので、共有フォルダー追加ボタンをクリックします。4.共有フォルダーの設定
以下の画面が表示されるので、共有フォルダー設定を行い「OK」ボタンをクリックします。フォルダーのパス
ホストOSで共有に使用するフォルダーを入力します。コントロール右側の「∨」ボタンをクリックすると、以下のようにメニューが表示されるので、「その他」ボタンをクリックすればフォルダー選択画面が表示されます。
フォルダー名
ゲストOSで認識される共有フォルダー名を入力します。「フォルダーのパス」でフォルダーを選択すれば、そのフォルダー名が自動的に入力されます。
読み込み専用
共有フォルダーを読み込み専用にするかどうか指定します。チェックをオンにすると、共有フォルダーは読み込み専用になります。
読み込み専用の共有フォルダーは、ゲストOSから共有フォルダー内のファイルにアクセスすることはできますが、ファイルの変更等は行えなくなります。
チェックをオフにすると、読み書き可能になります。
自動マウント
ゲストOS起動時に、ゲストOSで共有フォルダーを自動的にマウントするかどうかを指定します。チェックをオンにすると、ゲストOS起動時に共有フォルダーが自動的にマウントされ、すぐに利用できるようになります。
チェックをオンにしておいた方が楽です。
5.共有フォルダーの追加完了
以下のように共有フォルダーが追加されます。今回共有フォルダーを追加したのは1つですが、複数の共有フォルダーを追加することができます。
これでゲストOSで共有フォルダーが利用できるようになります。
ただしゲストOSがUbuntuかつ「自動マウント」を有効にしている場合、グループの設定が必要です。