UEFIのPCにXubuntu 14.10をインストールする(パーティションの作成 〜 ブートローダーの設定)
UEFIで起動するPCにXubuntu 14.10をインストールします。「UEFIのPCにXubuntu 14.10をインストールする(ライブメディアから起動 〜 インストールの種類の選択)」の続きです。
ここではインストール作業の中で山場となるパーティションの作成を行います。
HDDの空き領域にパーティションを作成し、そこにXubuntu 14.10をインストールします。
必要なパーティションについて
UEFI環境において最低限必要となるパーティションは以下のとおりです。- XubuntuのOSローダーをインストールするEFIシステムパーティション
- Xubuntuをインストールするルートパーティション
- Xubuntuのスワップパーティション
このうち、「2.」以外のパーティションは、Xubuntu 14.04インストール時に作成したパーティションをそのまま利用します。
ここで新規に作成するパーティションは、「2.」のパーティションだけです。
7.現在のパーティション構成の確認
現在のパーティション構成を確認します。/dev/sda
この環境にはHDDが1つ接続されています。このHDDが「/dev/sda」です。
/dev/sda1
「EFIシステムパーティション」パーティションです。Xubuntu 14.04インストール時に作成したパーティションです。
/dev/sda2
Xubuntu 14.04をインストールしたパーティションです。(ルートパーティション)/dev/sda3
「スワップパーティション」パーティションです。Xubuntu 14.04インストール時に作成したパーティションです。
空き領域
「/dev/sda2」と「/dev/sda3」の間にある空き領域に、Xubuntu 14.10をインストールするパーティションを作成します。8.EFIシステムパーティションの確認
XubuntuのOSローダー(ブートローダー)をインストールする「EFIシステムパーティション」を確認します。上記で記述した通り、「EFIシステムパーティション」はすでに作成済みの「EFIシステムパーティション」を使用します。
ここでは、「EFIシステムパーティション」の確認のみ行います。
8-1.EFIシステムパーティションの確認
以下のように「EFIシステムパーティション」を選択し、「Change」ボタンをクリックします。8-2.EFIシステムパーティションの設定確認
以下のように「EFIシステムパーティション」の設定が表示されます。「OK」ボタンをクリックして、この画面を閉じます。
9.ルートパーティションの作成
次にUbuntuのインストール先となるルートパーティションを作成します。9-1.ルートパーティションの作成
以下のように「空き領域」を選択し、「+」ボタンをクリックします。9-2.ルートパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するルートパーティションの設定を行います。ここでは例として、25GBをルートパーティションに割り当てます。
サイズ
作成するパーティションのサイズをMBで指定します。新しいパーティションのタイプ
GPT形式なので、「基本パーティション」を選択します。新しいパーティションの場所
パーテションの確保位置を選択します。通常は「この領域の始点」を選択します。
利用方法
パーティションのファイルシステムをメニューから選択します。「ext4 ジャーナリングファイルシステム」を選択します。
マウントポイント
パーティションのマウントポイントをメニューから選択します。ルートパーティションなので「/」を選択します。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
9-3.ルートパーティション作成完了
以下のようにルートパーティション(/dev/sda4)が作成されます。10.スワップパーティションの確認
最後に「スワップパーティション」を確認します。上記で記述した通り、「スワップパーティション」はすでに作成済みの「スワップパーティション」を使用します。
ここでは、「スワップパーティション」の確認のみ行います。
10-1.スワップパーティションの確認
以下のように「スワップパーティション」を選択し、「Change」ボタンをクリックします。10-2.スワップパーティションの設定確認
以下のように「スワップパーティション」の設定が表示されます。「OK」ボタンをクリックして、この画面を閉じます。
11.ブートローダーの設定
最後にOSローダー(ブートローダー)をインストールするHDDを選択します。ここで選択したHDDの「EFIシステムパーティション」にOSローダー(ブートローダー)がインストールされます。
以上でパーティションやブートローダーの設定は完了です。
「インストール」ボタンをクリックします。
以下のように、パーティションの変更確認画面が表示されます。
「続ける」ボタンをクリックします。
「UEFIのPCにXubuntu 14.10 インストールする(タイムゾーンの設定 〜 Xubuntuの起動)」に続きます。