リモートリポジトリーのURLを変更するコマンドの説明
「git remote」コマンドは、「ローカルリポジトリー」に登録している「リモートリポジトリー」のURLを変更することができます。コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは以下のようになります。
git remote set-url <オプション> <リモートリポジトリー名> <新しいURL> <置き換えるURL>
オプション(--push)
push用のリモートリポジトリーのURLのみ変更するオプションです。このオプションを指定しないと、fetch用のリモートリポジトリーのURLとpush用のリモートリポジトリーのURLを両方変更します。
このオプションの使用例は、「プッシュ用のリモートリポジトリーのURLを変更する」を参考にしてください。
リモートリポジトリー名
「リモートリポジトリー」のURLを変更するリモートリポジトリー名を指定します。新しいURL
「リモートリポジトリー」の新しいURLを指定します。置き換えるURL
変更する「リモートリポジトリー」のURLを、正規表現で絞り込むことができます。このオプションは省略可能です。
このオプションの使用例は、「正規表現の条件に合うリモートリポジトリーのURLを変更する」を参考にしてください。
リモートリポジトリーのURLを変更する
リモートリポジトリーのURLを変更します。fetch用のリモートリポジトリーのURLとpush用のリモートリポジトリーのURLの両方を変更します。
ここでは例として、「origin」リモートリポジトリーのURLを、「git://192.168.56.1/myNewProject」に変更します。
1.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、以下のようになっています。2.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
git remote set-url origin git://192.168.56.1/myNewProject
3.コマンドの実行結果
問題なければ、特にメッセージは表示されません。4.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、以下のようになっています。「リモートリポジトリー」のURLが、指定したURLに変更されています。