プッシュ用のリモートリポジトリーのURLを変更する
push用の「リモートリポジトリー」のURLを変更します。ここでは例として、「origin」リモートリポジトリーのpush用のURLを、「git://192.168.56.1/myNewProject」に変更します。
注意
push用のURLとfetch用のURLを異なるURLに設定することができますが、push後にfetchした際、pushした内容がfetchできなければなりません。もしそのようにできない場合は、push用のURLを変更するのではなく、「リモートリポジトリー」を追加して、fetch用のリモートリポジトリーとpush用のリモートリポジトリーを分けてください。
1.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、以下のようになっています。configの記述は、以下のようになっています。
[remote "origin"]
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
2.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。オプション |
---|
--push |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの説明は、「リモートリポジトリーのURLを変更するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git remote set-url --push origin git://192.168.56.1/myNewProject
3.コマンドの実行結果
問題なければ、特にメッセージは表示されません。4.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、以下のようになっています。push用のリモートリポジトリーのURLが変更されています。
configの記述は、以下のようになっています。
[remote "origin"]
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
pushurl = git://192.168.56.1/myNewProject
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
pushurl = git://192.168.56.1/myNewProject
正規表現の条件に合うリモートリポジトリーのURLを変更する
正規表現の条件に合う「リモートリポジトリー」のURLを変更します。ここでは例として、「origin」リモートリポジトリーの「git://192.168.56.2/myNewProject」を、「git://192.168.56.1/mySharedProject」に変更します。
1.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、以下のようになっています。configの記述は、以下のようになっています。
[remote "origin"]
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
url = git://192.168.56.2/myNewProject
url = git://192.168.56.2/myAnotherProject
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
url = git://192.168.56.2/myNewProject
url = git://192.168.56.2/myAnotherProject
2.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの説明は、「リモートリポジトリーのURLを変更するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git remote set-url origin git://192.168.56.1/mySharedProject myNewProject
3.コマンドの実行結果
問題なければ、特にメッセージは表示されません。4.リモートリポジトリーの確認
「origin」リモートリポジトリーの情報を確認すると、「git://192.168.56.2/myNewProject」が「git://192.168.56.1/mySharedProject」に変更されています。configの記述は、以下のようになっています。
[remote "origin"]
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
url = git://192.168.56.2/myAnotherProject
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
fetch = +refs/heads/*:refs/remotes/origin/*
url = git://192.168.56.1/mySharedProject
url = git://192.168.56.2/myAnotherProject