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Ubuntu Git その221 - マージ実行時、Rerereによるマージコンフリクトの解消を行い、マージコンフリクトが発生したファイルをステージングエリアに追加する(git merge)

マージ実行時、Rerereによるマージコンフリクトの解消を行い、マージコンフリクトが発生したファイルをステージングエリアに追加する

  マージ実行時、Rerere(Reuse recorded resolution)による「マージコンフリクト」の解消を行い、「マージコンフリクト」が発生したファイルをステージングエリアに追加します。

  Rerere(Reuse recorded resolution)

    「マージコンフリクト」発生時、ユーザーは「マージコンフリクト」が発生したファイルを手動で編集し、「マージコンフリクト」の解消を行います。

    「Git」は、ユーザーが行ったファイルの編集結果を記録しておくことができます。

    次回以降のマージにおいて、もし同じ内容の「マージコンフリクト」が発生した場合、ファイルの編集記録から、自動的に「マージコンフリクト」の解消を行うことができます。
    
    この仕組みのことを、Rerere(Reuse recorded resolution)といいます。

  マージとRerere

    「git merge」コマンドでマージを行うと、自動的にRerereによる「マージコンフリクト」の解消を行います。
    オプションの指定の有無は関係ありません。

ファイルの編集記録

  Rerereを利用して自動的に「マージコンフリクト」を解消するには、事前にファイルの編集結果を記録しておく必要があります。

  Rerereを有効にした状態で「マージコンフリクト」が発生し、「マージコンフリクト」が発生したファイルを編集すれば、ファイルの編集結果が記録されます。

  ここでは例として、以下の編集結果を記録しています。

  1.マージコンフリクト発生時のファイル

    「マージコンフリクト」発生時、ファイルの中身は以下のようになっています。


  2.マージコンフリクトの解消とファイルの編集

    以下のようにファイルを編集し、「マージコンフリクト」解消後、コミットしています。


コマンドの実行例

  コマンドの実行例です。

  1.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
    同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。

    ここでは例として、「master」ブランチに「fix」ブランチをマージします。


  2.ブランチの状態

    ブランチの状態を図にすると、以下のようになります。


    見ての通り、この状態で「master」ブランチに「fix」ブランチをマージすると、「3ウェイマージ」によるマージになることが分かります。

  3.コマンドの実行

    コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。

オプション
--rerere-autoupdate

    「端末」から、以下のコマンドを実行します。
    コマンドの詳細は、「ファイルのマージを行うコマンドの説明」を参考にしてください。

    ポイントは、赤字の箇所です。

git merge --verbose --rerere-autoupdate fix


  4.コマンドの実行結果

    「3ウェイマージ」によるマージの結果が表示されます。
    「マージコンフリクト」発生後、「マージコンフリクト」が発生したファイルに対し、自動的にRerereによる自動マージが行われます。


    Rerereによる「マージコンフリクト」の解消が行われても、コミットが自動的に行われることはありません。

  5.ワーキングディレクトリーの確認

    「ワーキングディレクトリー」の状態を確認すると、Rerereによる「マージコンフリクト」の解消が行われたファイルが、「ステージングエリア」に追加されています。


  6.マージコンフリクトが発生したファイルの中身

    「マージコンフリクト」が発生したファイルの中身を見ると、以下のようになっています。


    Rerereによる「マージコンフリクト」の解消が行われています。

  7.コミットを行う

     「マージコンフリクト」が発生すると、自動的に「マージコミット」は行われないため、自分でコミットを行います。


  8.マージ後のブランチの確認

    マージ後のブランチを確認すると、以下のようになっています。


    「master」ブランチの「ブランチヘッド」が指す「コミットオブジェクト」の識別子は、「マージコミット」で生成した「コミットオブジェクト」を指しています。

  9.マージ後のブランチの状態

    マージ後のブランチの状態を図にすると、以下のようになります。



Git
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