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Ubuntu Git その220 - マージコミットでPGP署名を行う(git merge)

マージコミットでPGP署名を行う

  「マージコミット」でPGP署名を行います。
  「マージコミット」でPGP署名を行うと、「マージコミット」で生成される「コミットオブジェクト」にPGP署名が行われます。

PGP署名を指定するコマンドのオプションについて

  PGP署名を指定するコマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。

ショートオプション ロングオプション オプションの値
-S --gpg-sign 秘密鍵を特定する情報

  秘密鍵を特定する情報

    秘密鍵を特定する情報を指定します。
    例えば、以下の情報が指定できます。

  • 秘密鍵の所有者の名前
  • 秘密鍵の所有者のメールアドレス
  • 秘密鍵の鍵ID

  -Sオプションの利用について

    「-S」オプションを利用して秘密鍵を指定する時は、オプションとオプションの値の間にスペースを入れず、詰めて記述してください。

    例えば、以下のような記述方法になります。

git merge -Skledgeb@kledgeb.com --verbose fix

  オプションの値を省略した場合

    オプションの値は省略することができます。
    オプションの値を省略した場合は、以下の設定を元に秘密鍵を特定します。

  • user.name
  • user.email
  • user.signingKey

PGP署名に使用する秘密鍵について

  ここでは例として、以下の秘密鍵を使用して署名を行います。

  1.署名に使用する秘密鍵

    署名に使用する秘密鍵は、自分の環境で作成した以下の秘密鍵を使用します。


  2.秘密鍵のプロパティー

     秘密鍵のプロパティーは、以下のようになっています。


コマンドの実行例

  コマンドの実行例です。

  1.ブランチの確認

    現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。
    現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
    同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。

    ここでは例として、「master」ブランチに「fix」ブランチをマージします。


  2.ブランチの状態

    ブランチの状態を図にすると、以下のようになります。


    見ての通り、この状態で「master」ブランチに「fix」ブランチをマージすると、「3ウェイマージ」によるマージになることが分かります。

  3.コマンドの実行

    コマンドのオプションは、上記を参考にしてください。
    「端末」から、以下のコマンドを実行します。
    コマンドの詳細は、「ファイルのマージを行うコマンドの説明」を参考にしてください。

    ポイントは、赤字の箇所です。

git merge --gpg-sign=kledgeb@kledgeb.com --verbose fix


  4.コミットメッセージの入力

    「3ウェイマージ」によるマージが行われ、かつ、「マージコンフリクト」が発生しなかったため、「マージコミット」が行われます。

    通常のコミットと同様に「コミットメッセージ」を入力します。


    「コミットメッセージ」を入力したら、ファイルを上書き保存してテキストエディターを終了します。

  5.パスフレーズの入力

    秘密鍵のロックを解除するため、秘密鍵のパスフレーズを入力し、「ロック解除」ボタンをクリックします。


  6.コマンドの実行結果

    「3ウェイマージ」によるマージの結果が表示されます。
    また、署名に使用した秘密鍵の情報が表示されます。


  7.マージ後のブランチの確認

    マージ後のブランチを確認すると、以下のようになっています。


    「master」ブランチの「ブランチヘッド」が指す「コミットオブジェクト」の識別子は、「マージコミット」で生成した「コミットオブジェクト」を指しています。

  8.マージ後のブランチの状態

    マージ後のブランチの状態を図にすると、以下のようになります。


  9.署名の確認

    「マージコミット」で署名した「コミットオブジェクト」の署名を確認すると、以下のように署名の情報が表示されます。



Git
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