リベース対象のコミットオブジェクを指定したリベースの例
「リベース」では、ユーザーが指定した範囲の「コミットオブジェクト」をリベース対象に指定できます。ブランチの範囲を指定してリベースする
ブランチの「コミットオブジェクト」の範囲を指定してリベースすることもできます。1.リベース内容
例えば、以下のようなリポジトリーがあるとします。ユーザーは、「new」ブランチで新機能の追加作業を行っていましたが、その作業途中で不具合を見つけ、「Commit5」でブランチし、「fix」ブランチで不具合の修正作業を行いました。
ここでユーザーは、「fix」で行った修正作業を「master」ブランチに適用したいと考えました。
しかし、新機能の追加作業で行った作業内容は、「master」ブランチに適用したくないと考えています。
すなわち、「Commit6」と「Commit7」を「master」ブランチに適用したい、ということです。
2.リベースを行う
「リベース」では、リベース対象の「コミットオブジェクト」を指定することができます。以下のように、「new」ブランチと「fix」ブランチの間にある「コミットオブジェクト」を指定して、リベースできます。
「Commit6’」は、「Commit6」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。
同様に「Commit7’」は、「Commit7」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。
変更内容をコピーしてリベースする
「コミットオブジェクト」の変更内容をコピーして「リベース」することもできます。1.リベース内容
例えば、以下のようなリポジトリーがあるとします。ユーザーは、「Commit4」と「Commit5」で行った変更内容を、「master」ブランチにも適用したいと考えました。
しかし、「new」ブランチはこのまま継続して利用したいと考えています。
2.リベースを行う
「リベース」では、既存の変更内容をコピーして、他のブランチに適用することができます。以下のように、「Commit4」と「Commit5」の「コミットオブジェクト」を指定して、リベースできます。
「Commit4’」は、「Commit4」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。
同様に「Commit5’」は、「Commit5」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。
コミットオブジェクトを取り除く
既存の「コミットオブジェクト」に既存の「コミットオブジェクト」の変更内容を適用し、特定の「コミットオブジェクト」を取り除くこともできます。1.リベース内容
例えば、以下のようなリポジトリーがあるとします。ユーザーは、「Commit2」と「Commit3」を削除して、「Commit1」に「Commit4」以降の「コミットオブジェクト」を接続したいと考えました。
2.リベースを行う
「リベース」では、以下のように「Commit4」以降の「コミットオブジェクト」を「Commit1」に接続することができます。「Commit4’」は、「Commit4」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。
同様に「Commit5’」は、「Commit5」の変更内容を元に新規生成された「コミットオブジェクト」です。