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Ubuntu Git その320 - ブランチとブランチを結合するリベースの基本的な流れ・リベースの中断とマージコンフリクト

ブランチとブランチを結合するリベースの基本的な流れ

  ブランチとブランチを結合する「リベース」の基本的な流れです。
 ここでは「リベース」の全体的な作業の流れを見てみます。

  1.現在の状況

    現在以下のように、「master」ブランチと「fix」ブランチがそれぞれ変更をコミットしています。
    「fix」ブランチを「master」ブランチに「リベース」しようとしています。


  2.ブランチの切り替え

   「fix」ブランチのプロジェクトファイル群を確認するため、「fix」ブランチを作業対象に切り替えました。


  3.リベースを行う

    「fix」ブランチを「master」ブランチに「リベース」します。
    ここから先は、「Git」がリベース処理を行います。

    「Git」はまず、「master」ブランチと「fix」ブランチの共通の「コミットオブジェクト」を探します。
    共通のコミットオブジェクトとは、分岐直前の「コミットオブジェクト」のことです。


    「master」ブランチと「fix」ブランチの共通の「コミットオブジェクト」は、「Commit3」であることがわかります。

  4.差分を取る

    次に「Git」は、リベース元の「fix」ブランチで行われた各コミットごとに、ファイルの差分を取得します。
    ここでは、「Commit3」と「Commit4」のファイルの差分を取得します。


    ファイルの差分を取得したら、一時ファイルに保存します。
    差分は、リベース元の「コミットオブジェクト」ごとに作成されるため、「fix」ブランチに複数の「コミットオブジェクト」がある場合、その「コミットオブジェクト」分、ファイルの差分が作成されます。

  5.ブランチのリセットと差分の適用

    リベース元の「fix」ブランチをリセットし、リベース先の「master」ブランチに合わせます。
    「master」ブランチの「ブランチヘッド」 が指す「Commit5」から差分を適用し、コミットを行います。


    リベース実行後、「fix」ブランチの「コミットオブジェクト」は破棄され、新規に「コミットオブジェクト」が生成され、「master」ブランチに追加されます。

  6.ブランチの切り替え

    リベース後、「master」ブランチの「ブランチヘッド」 は、自動的に「Commit6」には移動しません。
    必要であれば、ユーザーは「ファーストフォワード」によるブランチの「マージ」 を行い、「master」ブランチの「ブランチヘッド」 を移動させます。
   
   「master」ブランチに「fix」ブランチを「マージ」 するため、まず「master」ブランチを作業対象に切り替えます。


  7.ブランチのマージ

    「master」ブランチに「fix」ブランチを「マージ」 します。


    「ファーストフォワード」による「マージ」 が行われ、「master」ブランチの「ブランチヘッド」が「Commit6」に移動します。

    これで「3ウェイマージ」 した結果と、「リベース」した結果から得られるプロジェクトファイル群は同じになります。

    もし「fix」ブランチがもう不要ならば、「fix」ブランチを削除します。

リベースの中断とマージコンフリクト

  「3ウェイマージ」 の時もそうでしたが、「リベース」でも「マージコンフリクト」が発生します。


  「5.ブランチのリセットと差分の適用」で単純な差分の適用ができないケースが存在した場合、「リベース」が一時的に中断されます。

    「マージコンフリクト」の時と同様に、コンフリクトが発生したファイルを修正後、「リベース」を続行する必要があります。

    もちろん、「リベース」を中止することもできます。
    また、その差分の適用をスキップし、次の差分の適用に移ることもできます。


Git
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