Privacy Indicator
「Privacy Indicator」は、プライバシー設定の切り替えや、履歴を削除するインジケーターです。Dashのオンライン検索や、ファイル使用履歴の記録など、ユーザーのプライバシーに関する設定を変更することができます。
一部の設定は「システム設定」から変更することもできますが、「Privacy Indicator」では、「システム設定」から変更できない設定も変更できます。
また、インジケーターからプライバシー設定をまとめて確認できます。
履歴の削除も可能です。
Privacy Indicatorのインストール
「Privacy Indicator」のインストールです。1.PPAの追加
以下のPPAを追加します。すでにこのPPAを追加している場合は、この手順を飛ばしてください。
ppa:diesch/testing
2.インストール
「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「indicator-privacy」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
Privacy Indicatorの起動
「Privacy Indicator」の起動です。ログイン時に自動的に起動する
「Privacy Indicator」は、ログイン時に自動的に起動するため、Dashから直接起動する必要はありません。Dashから起動する
「Privacy Indicator」インストール直後や、「Privacy Indicator」終了後に再度「Privacy Indicator」を起動したい時は、Dashから「Privacy Indicator」を起動するとよいでしょう。Dashホームから以下のように起動します。
Dashでオンライン検索を行う
Dashは、ユーザーが入力したキーワードを元に、インターネット上のサービスから様々な情報を検索して表示する機能があります。「Dashでオンライン検索を行う」では、この機能の有効・無効を切り替えます。
オンライン検索有効(チェック オン)
チェックをオンにすると、Dashはインターネット上のサービスから情報を検索して、検索結果を表示します。オンライン検索無効(チェック オフ)
チェックをオフにすると、Dashはインターネット上のサービスから情報を検索しません。システム設定からも設定できる
「システム設定」の「セキュリティーとプライバシー」からも、同設定を変更できます。「検索」タブの「オンラインの検索結果を含める」設定で、有効・無効の切り替えが可能です。
オンライン検索のプライバシーポリシーについて
Dashのオンライン検索のプライバシーポリシーは、「システム設定」の「詳細」の「法律上の通知」から確認できます。活動の記録
「活動の記録」とは、ユーザーが、いつどのアプリやファイルを使用したのかを記録する仕組みです。いわゆる「最近使ったファイル」です。
この仕組みは、「Zeitgeist」で実現されています。
「活動の記録 (Zeitgeist)」では、記録の有効・無効を切り替えることができます。
チェックをオンにすれば、使用履歴の記録が有効になります。
チェックをオフにすれば、使用履歴の記録が無効になります。
使用履歴自体は削除されない
記録を無効に切り替えても、今まで記録した使用履歴自体は削除されません。今まで記録した使用履歴を削除するには、「Zeitgeistの記録を削除する」を参考にしてください。
Dashの例
Dashでは、この記録からよく利用するアプリやファイルの表示を行います。テキストエディターの例
「テキストエディター」など一部のアプリでは、この記録から「最近使ったファイル」の表示を行います。ファイルを「最近使ったファイル」などからよく開く人は、この機能を無効にすると不便になるため注意してください。
システム設定からも設定できる
「システム設定」の「セキュリティーとプライバシー」からも、同設定を変更できます。「ファイルとアプリケーション」タブの「ファイルとアプリケーションの利用状況を記録」設定で、有効・無効の切り替えが可能です。
履歴を記録するファイルの種類や、記録対象外にするフォルダーの設定など細かな設定は、「システム設定」から行ってください。