インタラクティブモードで、リベース対象のコミットオブジェクトを追加して、リベースする
「インタラクティブモード」では、リベース対象のコミットオブジェクトを追加して、リベースすることができます。1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「fix」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「fix」ブランチを指していることが分かります。
2.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。ここでは例として、「Commit4」コミットオブジェクトを「master」ブランチにリベースし、「mastsr」ブランチに「Commit4」コミットオブジェクトの変更内容を結合します。
加えて、「todoリスト」で「Commit5」コミットオブジェクトの追加し、「mastsr」ブランチに「Commit5」コミットオブジェクトの変更内容を結合します。
最終的に「Commit4」と「Commit5」コミットオブジェクトを「master」ブランチにリベースするため、リベース対象の「コミットオブジェクト」は、以下のようになります。
コミットオブジェクト | コミットオブジェクトの識別子 |
---|---|
Commit4 | b3558792781286ca90af046c9318dd9072fe9014 |
Commit5 | a1818429356c581418812fdbaeec830178ca2ec8 |
3.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション |
---|---|
-i | --interactive |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、以下を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git rebase --interactive --verbose master b355
4.todoリストの編集
以下のようにテキストエディターが起動し、「todoリスト」が表示されます。現状、「Commit4」コミットオブジェクトのみが、リベース対象のコミットオブジェクトになっています。
ここでは例として、「Commit5」コミットオブジェクトを、リベース対象の「コミットオブジェクト」として追加します。
「todoリスト」に記述するコマンドは、以下のコマンドを記述します。
ショート | ロング |
---|---|
p | pick |
5.todoリストの編集完了
以下のように「todoリスト」を編集しました。6.リベースの実行
以下のように「todoリスト」の記述内容に従って、リベースが行われます。「todoリスト」の編集が終わったら、ファイルを上書き保存して、テキストエディターを終了します。
7.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。「HEAD」が「分離したHEAD」になっています。
この「HEAD」は、「Commit5’」を指しています。
8.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。「Commit4」の変更内容を元に、「Commit4’」が新規に生成されています。
「Commit5」の変更内容を元に、「Commit5’」が新規に生成されています。