ファイルからコミットメッセージを読み込んで、コミットを行う
ファイルから「コミットメッセージ」を読み込んで、コミットを行います。事前に「コミットメッセージ」を記述したテキストファイルを用意しておきます。
また、テキストファイルのエンコードは、UTF-8にしておきます。
コミットメッセージを記述したテキストファイル
ここでは例として、以下の「コミットメッセージ」を記述したテキストファイルを用意しました。ファイルのパスは、「~/git/CommitMessage.txt」です。
テキストファイルの内容は、以下のようになっています。
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
2.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。3.ワーキングディレクトリーの状態
「ワーキングディレクトリー」の状態を確認すると、以下のようになっています。4.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション | オプションの値 |
---|---|---|
-F | --file= | ファイルのパス |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --file='../CommitMessage.txt'
5.コマンドの実行結果
以下のように、コミットが行われます。6.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。「master」ブランチが指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と異なっています。