UEFIのPCにLubuntu 16.04をインストールする(パーティションの作成 〜 ブートローダーの設定)
UEFIで起動するPCに「Lubuntu 16.04」をインストールします。「UEFIのPCにLubuntu 16.04をインストールする(ライブメディアから起動 〜 インストールの種類の選択)」の続きです。
ここではインストール作業の中で山場となるパーティションの作成を行います。
必要なパーティションについて
UEFI環境において最低限必要となるパーティションは以下のとおりです。- LubuntuのOSローダーをインストールするEFIシステムパーティション
- Lubuntuをインストールするルートパーティション
- Lubuntuのスワップパーティション
それぞれのパーティションにどれくらいのサイズを割り当てるのか、事前に計算しておくとよいでしょう。
スワップは、Windowsのスワップと同じ感覚でサイズを決定するとよいでしょう。
「1.」のパーティションは作成済みなので、ここでは「2.」と「3.」のパーティションを作成します。
デバイスファイルについて
LubuntuをインストールするHDDは、デバイスファイルで識別されます。デバイスファイルについては、以下を参考にしてください。
ここでは例として、「/dev/sda」にLubuntuをインストールします。
パーティションについて
Lubuntuをインストールするパーティションについては、以下を参考にしてください。8.ルートパーティションの作成
Lubuntuのインストール先となるルートパーティションを作成します。8-1.ルートパーティションの作成
以下のように「空き領域」を選択し、「+」ボタンをクリックします。8-2.ルートパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するルートパーティションの設定を行います。ここでは2GBをスワップパーティションに割り当て、残りの全てをルートパーティションに割り当てます。
サイズ
作成するパーティションのサイズをMBで指定します。新しいパーティションのタイプ
GPT形式なので、「基本パーティション」を選択します。新しいパーティションの場所
パーテションの確保位置を選択します。通常は「この領域の始点」を選択します。
利用方法
パーティションのファイルシステムをメニューから選択します。「ext4 ジャーナリングファイルシステム」を選択します。
マウントポイント
パーティションのマウントポイントをメニューから選択します。ルートパーティションなので「/」を選択します。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
8-3.ルートパーティション作成完了
以下のようにルートパーティション(/dev/sda2)が作成されます。9.スワップパーティションの作成
最後にスワップパーティションを作成します。9-1.ルートパーティションの作成
以下のように「空き領域」を選択し、「+」ボタンをクリックします。9-2.スワップパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するスワップパーティションの設定を行います。ここでは2GBをスワップパーティションに割り当てます。
利用方法
「スワップ領域」を選択してください。上記以外の項目
「8-2.ルートパーティションの設定」を参考にしてください。設定したら「OK」ボタンをクリックします。
9-3.スワップパーティション作成完了
以下のようにスワップパーティション(/dev/sda3)が作成されます。10.ブートローダーの設定とインストール確認
最後にブートローダーをインストールするHDDを選択します。ここで選択したHDDが起動ディスクになります。
10-1.ブートローダーをインストールするHDDの選択
ここで選択したHDDの「EFIシステムパーティション」にOSローダー(ブートローダー)がインストールされます。以上でパーティションやブートローダーの設定は完了です。
「インストール」ボタンをクリックします。
10-2.パーティションの確認
以下のように、作成するパーティションの一覧画面が表示されます。「続ける」ボタンをクリックします。
「UEFIのPCにLubuntu 16.04をインストールする(タイムゾーンの設定 〜 Lubuntuの起動)」に続きます。