Wubi
今回はWubiの簡単な紹介です。事前の注意事項として、Ubuntuに限らずそうなのですが、
OSのバージョンアップや新規インストールの際には、
必ず事前にバックアップをとっておきましょう。
ざっと説明すると、既存のWindowsのNTFSパーテーションを間借りして、Ubuntuをインストール・起動する方法です。
NTFSパーテーション内にUbuntu用のHDDイメージを作成します。
エクスプローラからは普通のファイルに見えますし、実際普通のファイルです。
Wubiの利点は、既存のHDDのパーテーションを変更することなく、Ubuntuをインストールできる点です。
また、アンインストールも一般的なWindowsアプリのようにアンインストールができます。
ただし、作成できるUbuntu用のHDDイメージの容量は、最大30GBに制限されます。
イメージとしては、仮想PC(VMWareやVirtualBoxなど)の仮想HDDイメージの感じでしょうか。
HDD以外のハードウェアについては、直接Ubuntuが起動しますので、仮想PC上で起動している状態とは異なります。
従って、Ubuntuの起動はWindowsとのデュアルブートになります。
Wubiのダウンロード
Wubiのダウンロードは先ほどのダウンロードのページから行います。以下の箇所が見つかるはずです。
Download Windows installerをクリックするとWubiのダウンロードが始まります。
Wubiは、インストールするUbuntuのCDイメージを利用してインストールします。
同じくRead the installation instructionsをクリックすると、
使い方の説明が表示されます。
WubiによるUbuntuのインストール
そのページを簡潔に要約すると・・・1.Wubi.exeをダウンロードしてHDDに保存する
2.Wubi.exeを起動する。
3.起動時にUACがセキュリティに関する警告を出してきたら、続けるを選択する。
4.以下の画面が表示される。
インストールドライブ
Ubuntuインストール先のドライブを選択します。これはHDDをフォーマットするわけではなく、Ubuntu用のHDDイメージの作成先の選択です。
インストールサイズ
HDDイメージの容量です。多ければ多いほど、後からアプリのインストールなど余裕ができます。
デスクトップ環境
デスクトップ環境です。ここでは、Ubuntuを選択します。
言語
インストールする言語を選択します。Japaneseを選択します。
ユーザー名/パスワード
Ubuntu用のアカウント情報を入力します。Windowsでもインストール時にアカウントを作成しますが、あれと同じ感覚です。
5.準備ができたらインストールをクリックします。
ダウンロードとインストールが始まります。
Ubuntu 64bit版のダウンロードとインストールが開始されます。
6.インストールが完了したら、すぐに再起動かあとで再起動を選択して終了します。
7.PCを再起動すると、以下のように起動するOSの選択肢が表示されます。
Ubuntuを選択すれば、Ubuntuが起動します。
この画面は英語版Vistaの起動画面です。
日本語版のWindowsを利用している場合は、メッセージが日本語になります。
また、この画面を表示しているのはWindowsのブートマネージャーです。
Ubuntu選択後はUbuntuに制御が移ります。
WubiによるUbuntuのアンインストール
コントロールパネルの「プログラムと機能」から一般的なWindowsアプリと同じようにアンインストールが可能です。
Wubiの参考資料
Wubiの詳細については以下を参照しましょう。・WubiGuide
・Wubi
次回は仮想PCにインストールです。