最新版のVirtualBox
以前紹介した通り、リポジトリに収録されているVirtualBoxのバージョンは少し古いものが収録されています。
公式のリポジトリを利用することで、
最新版のVirtualBoxにアップデートしたりインストールすることができます。
公式リポジトリの追加
Ubuntu Tweakを利用すると簡単にVirtualBoxの公式リポジトリを追加することができます。1. Ubuntu Tweakのソースリストを開く
Ubuntu Tweakを起動し、「システム設定」のタブから「ソースリスト」をクリックします。2.VirtualBoxの公式リポジトリの追加
左側のリストから「Emulator」を選択し、「VirtualBox Offical Source」にチェックを入れます。チェックを入れたら「更新」ボタンをクリックします。
備考:
■以下の警告や通知が表示されることがあります。以前も書いた通り、外部リポジトリの追加はセキュリティーリスクや
既存パッケージとの不整合が発生する場合があります。
大抵の場合大丈夫ですけどね。
「このダイアログを表示しない」にチェックを入れると、今後この警告は表示されません。
■ソースセンターの情報が古い場合、以下の通知が表示されます。
「はい」ボタンをクリックして更新してください。
最新版VirtualBoxのインストール
VirtualBoxのパッケージは、バージョンにより別れています。またテスト版もインストールできるようになるため、選択するパッケージには注意してください。
1.UbuntuソフトウェアセンターでVirtualBoxを検索する
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し、「virtualbox-4」で検索します。「4」の部分はVirtualBoxの最新メジャーバージョンに合わせてください。
今回紹介する手順は、2012/9/7時点での手順です。
以下のように「Oracle VM VirtualBox」が4つヒットします。
64bit環境なので「:i386」パッケージも表示されていますが、
こちらは32bit版のVirtualBoxですので64bit版Ubuntuでは対象外です。
それらを除くと「4.1」と「4.2」の2つがあります。
「4.1」が正式リリースの最新版VirtualBoxです。
「4.2」はRelease Candidate 3のVirtualBoxです。
要はテスト版です。
「4.1」を選択します。
2.VirtualBoxのインストール
以下の画面が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックしてインストールします。備考:
UbuntuのリポジトリからVirtualBoxをインストールしている場合や、パッケージの異なる VirtualBoxをインストールしている場合、
以下のような画面が表示されます。
「とにかくインストール」ボタンをクリックすると、
既存のVirtualBoxが削除され新しいバージョンのVirtualBoxがインストールされます。
既存のVirtualBoxを削除しても、作成した仮想マシンや各種設定は残るので、
そのまま引き継げます。
VirtualBoxの起動
Dashホームから以下のように起動します。拡張パックのアップグレード
VirtualBoxを起動すると、古い拡張パックがインストールされている場合は、以下のようにアップグレードが促されます。
1.拡張パックのダウンロード確認
「ダウンロード」ボタンをクリックします。
2.ダウンロードするURLの確認
ダウンロード先のURLが表示されます。「ダウンロード」ボタンをクリックします。
3.インストール
ダウンロードが完了すると以下の画面が表示されます。「インストール」ボタンをクリックします。
途中ライセンス画面が表示されます。
同意できるなら「I Agree」ボタンをクリックします。
4.アップグレード確認
アップグレードの確認が行われます。「アップグレード」ボタンをクリックします。
5.インストール完了
インストールが完了すれば、以下の画面が表示されます。手動で拡張パックをインストールする場合は、
以下を参考に該当するバージョンの拡張パックをダウンロードしてインストールを行います。
Ubuntu VirtualBox その1 - VirtualBoxをインストールする