Ubuntuのインストール
VirtualBoxにUbuntuをインストールします。VirtualBoxはUbuntu 32bit/64bitを標準でサポートしています。
インストールも簡単です。
事前にUbuntuのインストールディスクか、インストール用のCDイメージを用意しておきます。
Ubuntuのダウンロードは以下を参考にしてください。
Ubuntu 12.04 64bit インストール その1 - Ubuntuのダンロード
新規仮想マシンの作成
まずは仮想マシンを作成します。1.仮想マシン作成ウィザードを開始する
VirtualBoxマネージャーの左上にある「新規」ボタンをクリックします。2.ウェルカムメッセージ
ウェルカムメッセージが表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。3.OSの選択
インストールするOS(ゲストOS)を選択します。名前
仮想マシンの名称です。任意の名称を入力します。
オペレーティングシステム
「Linux」を選択します。バージョン
Ubuntu 32bitをインストールする場合は、「Ubuntu」を選択します。Ubuntu 64bitをインストールする場合は、「Ubuntu (64bit)」を選択します。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
4.メモリ容量の指定
メモリ容量を指定します。デフォルト値のままでも良いですがPCのメモリに余裕があるなら、
64bit版では768MB程度指定しておくとよいでしょう。
メモリ容量の指定は後から変更できます。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
5.使用する仮想HDDの指定
起動ディスク
起動ディスクを指定します。このチェックを外すとディスクレスになります。
新規ハードディスクの作成
新規に仮想ハードディスク(HDDイメージ)を作成します。今回はこちらを選択します。
既存のハードディスクを使用
作成済みの仮想ハードディスク(HDDイメージ)を使用します。設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
6.仮想ハードディスクの種類の選択
仮想ハードディスクの種類を選択します。通常は「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択すればOKです。
他の仮想PCソフトとHDDイメージを共有したい場合は、
その仮想PCソフトが対応している仮想ハードディスクの種類を選択します。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
7.仮想ハードディスクの割り当て方法の選択
この後仮想ハードディスクのサイズを指定しますが、その際に仮想ハードディスクイメージファイルをどのように作成するのか選択します。
Dynamically allocated
必要とされるサイズのみを確保します。通常はこちらを選択します。
例えばVirtualBoxにインストールしたUbuntuが5GBだった場合、
5GB必要とされた時点で仮想ハードディスクイメージのファイルサイズが5GBに増えます。
使う分だけファイルサイズが確保されます。
ただし増えた後に使用している容量が減っても、
自動的にファイルサイズが削減されることはありません。
「Fixed size」に比べてPCのHDD容量を節約できますが、パフォーマンスが多少落ちます。
Fixed size
指定された仮想ハードディスクのサイズ分をあらかじめ確保します。パフォーマンスはこちらのほうが良いですが、PCのHDDの使用効率は落ちます。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
8.仮想ハードディスクのサイズ指定
仮想ハードディスクの作成場所やファイル名、サイズを指定します。場所
仮想ハードディスクの作成場所とファイル名を指定します。デフォルトのままでよいです。
サイズ
仮想ハードディスクのサイズを指定します。デフォルトの8GBでもよいですが、
「Dynamically allocated」を選択しているなら16GB程度確保しておいてもよいでしょう。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
9.仮想ハードディスクの設定確認
作成する仮想ハードディスクの設定を確認します。設定をやり直す場合は、「戻る」ボタンをクリックします。
設定内容に問題がないなら、「Create」ボタンをクリックします。
10.仮想マシンの設定確認
作成する仮想マシンの設定を確認します。設定をやり直す場合は、「戻る」ボタンをクリックします。
設定内容に問題がないなら、「Create」ボタンをクリックします。
仮想マシンの設定
Ubuntuをインストールする前に仮想マシンの設定を行います。注意:
ハードウェアの設定を変更すると、ゲストOSであるUbuntuが起動しなくなる場合があります。
良く分からない項目は、デフォルトのままにしておきましょう。
システム > マザーボード
メモリ容量の設定
仮想マシンを作成する際に指定していますので、変更する必要がない場合はこの手順を飛ばします。
IO APICの有効化
ゲストOSでマルチCPUを利用するなら、チェックをオンにします。システム >プロセッサ
プロセッサ数
ゲストOSで利用するプロセッサ数を指定します。CPUが4つ以上の論理コアを持っているなら、2つ程度に設定すると良いでしょう。
PAE/NXを有効化
Ubuntu 12.04 32bit版をインストールするなら、このチェックをオンにします。ディスプレイ > ビデオ
ビデオメモリ
デフォルトのままか、余裕があれば32MB以上にします。3Dアクセラレーションを有効化
Unity 3Dを有効にするには、このチェックをオンにします。Liveメディアから起動する
インストールするにあたり、まずはUbuntuのライブメディアを仮想CD/DVDドライブにセットします。
1.仮想CD/DVDドライブの設定
仮想マシンの設定から「ストレージ」を選択します。仮想CD/DVDドライブを選択し、 右側の設定ボタンをクリックします。
2.マウント方法の選択
以下のメニューが表示されます。UbuntuのCDイメージをマウントする場合は、
「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」をクリックします。
ファイル選択画面が表示されるので、ダウンロードしたCDイメージを選択します。
実メディアを利用する場合は、「ホストドライブ」を選択します。
後はVirtual Boxから仮想マシンを起動し、Ubuntuをインストールします。
Ubuntuをインストールについては、
Ubuntu 12.04 64bit インストール その4 - 起動メディアからUbuntuを起動するを
参考にしてください。