一時的なスワップのオン/オフ
通常はインストール時にスワップパーティションを作成し、スワップを有効します。ライブメディアでUbuntuを起動した場合
ライブメディアでUbuntuを起動すると、既存のスワップパーティションがスワップに利用されます。
スワップパーティションのあるデバイス全体をフォーマットする際に、
スワップパーティションがマウントされてしまうとフォーマットできなくなってしまいます。
GPartedではこのスワップ機能を一時的に有効や無効することができます。
もし上記のような場合、別のスワップパーティションを指定したり無効にすることで、
スワップパーティションをアンマウントできます。
一時的
一時的に有効/無効にするだけなので、PCを再起動すればもとに戻ります。注意事項
メモリの搭載容量が少ないPCでスワップを無効にすると、メモリ不足に陥ることがあります。もし別のスワップパーティションにスワップを指定する場合は、
別のスワップパーティションでのスワップを有効にしてから、
元のスワップパーティションを無効にします。
スワップパーティションの無効化
スワップに使われているパーティションを無効にして、アンマウントします。1.スワップパーティションの選択
無効にしたいスワップパーティションを選択します。現状sda5がスワップパーティションに設定されています。
また鍵マークがついており、スワップに利用されています。
サイズは4GiBでシステムモニターにも認識されています。
今回はこれを無効化してみます。
2.スワップの無効化
右クリックで表示されるメニューから「スワップを無効化」を選択します。3.無効化完了
以下のようにスワップパーティションがアンマウントされ、鍵マークが外れます。システムモニターを見ると、「利用できません」と表示されています。
スワップパーティションの有効化
作成した既存のスワップパーティションをスワップで利用できるようにします。1.スワップパーティションの選択
スワップに利用するスワップパーティションを選択します。2.スワップの有効化
右クリックで表示されるメニューから「スワップを有効化」を選択します。
3.有効化完了
以下のようにスワップパーティションがマウントされ、鍵マークがつきます。このスワップパーティションのサイズは100GiBです。
システムモニターで見ると、100GiBのスワップが有効になっています。
複数のスワップパーティションの有効化
スワップパーティションを複数作成し、複数のスワップパーティションをスワップに利用することができます。
手順は上記と同じです。
例えば以下のように4GiBと100GiBのスワップパーティションを有効化してみます。
sda5
sdc1
システムモニターで見ると、104GiBのスワップが有効になっています。