loginキーリングについて
「login」キーリングは特別なキーリングで、ログイン時にアンロックされるキーリングです。また、デフォルトのキーリングとして設定されています。
従ってアプリは「login」キーリングのパスワードの入力なしに、必要なパスワードへアクセスすることが可能になります。
環境によっては「ログイン」と表示される場合があります。
loginキーリングのパスワードとアンロックについて
「login」キーリングのパスワードはユーザーのパスワードと同じです。ログイン画面でユーザーのパスワードを入力しますが、そのパスワードを利用し「login」キーリングをアンロックします。
自動ログインについて
自動ログインを有効にしている場合、ログイン画面でのユーザーのパスワード入力がないため、「login」キーリングはアンロックされません。以下の画面が表示され「login」キーリングのアンロックが促されます。
loginキーリングのパスワードの変更について
「login」キーリングも通常のキーリングの一種なので、パスワードの変更が可能です。パスワードを変更した場合、そのパスワードがユーザーのパスワードと一致しない場合、「login」キーリングがアンロックされません。
以下の画面が表示され「login」キーリングのアンロックが促されます。
loginキーリングの削除と作成について
「login」キーリングも通常のキーリングの一種なので、ロックやアンロック、削除等の操作が可能です。「login」キーリングの再作成
「login」キーリングを削除した場合、再度ログインしなおせば「login」キーリングが再作成されます。また、再作成された「login」キーリングがデフォルトのキーリングになっているか確認しておくと良いでしょう。
ただし、ログアウトするまで「login」キーリングが存在しないため、アプリがパスワードを保存しようとすると別のキーリングが利用されます。
すでにデフォルトのキーリングがある場合は、そのキーリングを利用します。
キーリングが1つもない場合
多くのアプリはデフォルトのキーリングにアクセスします。以下のようにキーリングが全くない場合、デフォルトのキーリングが作成されます。
例えばSambaサーバーにアクセスする際、以下のようにパスワードの保存ができます。
しかしキーリングが一つもないため、以下のようにキーリング作成画面が表示されます。
キーリングを作成すると、以下のように「デフォルト」という名称のキーリングが作成されます。
またこのキーリングはデフォルトのキーリングとして設定されます。
キーリングファイルを見ると、以下のようにファイルが作成されています。
このまま継続的に利用することもできますが、ログイン時にアンロックしないため利便性が落ちます。