パスワード入力画面
アプリからユーザー名やパスワードが必要なサービスに接続する際、以下のような画面が表示されます。この画面はGNOME Keyring サービスと連携して動作するアプリが表示する画面ですが、いくつかパターンがあります。
違いはパスワード情報の保持期間です。
入力する情報(項目)の違いは、接続するサービスによる違いなのでここでは扱いません。
パターン1
以下の画面はSambaサーバーに接続するときの画面です。今すぐパスワードを破棄する
ユーザー名やパスワード等の情報を保持しません。再度接続する際、情報の再入力が必要になります。
ログアウトするまでパスワードを記憶する
ユーザー名やパスワード等の情報をログアウトするまでメモリ上に保持します。ログイン中なら再度接続する際、情報の再入力は必要ありません。
ログアウトしたら情報が消えるため、接続する際情報の入力が必要になります。
期限なしで記憶する
キーリングに情報を保存します。デフォルトのキーリングが使われます。
パターン2
以下の画面はキーリングアンロック時のパスワード入力画面です。ログイン中はいつでもこのキーリングのロックを解除
情報を「login」キーリングに追加して、ログイン時にアンロックします。「login」キーリングが存在しない場合、この項目は選択できません。
ログアウトしたら、このキーリングの自動的にロックする
ログアウトしたらこのキーリングをロックします。このキーリングを以下の時間経過したらロック
指定された時間が経過したらこのキーリングをロックします。このキーリングを以下の時間アイドルだったらロック
指定されたアイドル時間(何も操作がない時間)が経過したらこのキーリングをロックします。パターン3
以下の画面は、Ubuntu 12.10でキーリングをアンロックする時のパスワード入力画面です。ログイン中はいつでもこのキーリングのロックを解除
情報を「login」キーリングに追加して、ログイン時にアンロックします。「login」キーリングが存在しない場合、この項目は選択できません。
他の選択肢は削除されました。
ちなみにこの画面を表示しているのは、「gcr」パッケージ(GNOME crypto services)です。