ユーザーのホームフォルダー
Ubuntuでは各ユーザーごとにホームフォルダーが用意されています。今回「ubuntu2」ユーザーのホームフォルダー内の全てのファイルを削除した状態で「ubuntu2」ユーザーでログインできるか試して見ました。
1.「ubuntu」ユーザーでログイン
まず「ubuntu2」ユーザーとは別のユーザー(ubuntu)でログインします。「ubuntu2」ユーザーのホームフォルダーは以下のように「/home/ubuntu2」です。
今回「ubuntu2」ユーザーのホームフォルダーを弄るため、「ubuntu2」ユーザーはログインしておらず別のユーザーでログインしています。
また他のユーザーのホームフォルダーなので、このままではファイルの削除ができません。
2.rootでNautilusを起動
他のユーザーのホームフォルダ内にアクセスするために、端末から以下のコマンドを実行しNautilusをrootで起動します。gksudo nautilus
起動したら「/home/ubuntu2」に移動し、隠しファイルを表示します。
3.ファイルの前選択
「Ctrl + A」キーを押して、ファイルを全選択します。4.ファイルの削除
「Shift + Delete」キーを押します。以下の確認が表示されるので、「削除」ボタンをクリックします。
以下のように全てのファイルが削除されます。
5.ログアウト&ログイン
ログアウトしてログイン画面に戻ります。「ubuntu2」を選択してログインします。
6.ホームフォルダー内の確認
何事もなくログインできました。「ubuntu2」ユーザーでログインしてNautilusを起動すると、以下のように既定のフォルダーが作成されていました。
ちなみに上記の画像では隠しファイルが非表示になっていますが、各種隠しファイルも作成されていました。
端末でログインしているユーザーを確認すると、以下のように「ubuntu2」になっています。
というわけで
ユーザーのホームフォルダー内のファイルを全て削除しても、何事もなくログインできました。既定のフォルダーも作成され、ユーザー固有の設定は全てデフォルトに戻りました。
ログインできなくなった時に備えて、トラブルシューティング用の管理者ユーザーを別途作成しておくと良さそうです。