検索条件を指定して起動
GNOME サーチツールを端末からオプションを指定して起動することで、予め検索条件を設定した状態で起動することができます。よく利用する検索条件をシェルスクリプトやデスクトップエントリーに記述し、利用すると便利でしょう。
複数のオプションを組み合わせることができます。
各条件の意味は「追加条件の指定と各条件について」を参考にしてください。
--named
「対象となる名前」を指定します。例
gnome-search-tool --named=ドキュメント--path
「対象となるフォルダー」を指定します。例
gnome-search-tool --path=/home/ubuntu/ダウンロード--sortby
検索結果のソート方法を指定します。ソートは昇順で行われますが、「--descending」オプションも指定すると降順でソートを行います。
ソートは以下の識別子が指定できます。
- name
- folder
- size
- type
- date
例(name)
「名前」順でソートします。gnome-search-tool --sortby=name
例(folder)
「フォルダー」順でソートします。gnome-search-tool --sortby=folder
例(size)
「サイズ」順でソートします。gnome-search-tool --sortby=size
例(type)
「種類」順でソートします。gnome-search-tool --sortby=type
例(date)
「変更日時」順でソートします。gnome-search-tool --sortby=date
--contains
「次の文字列を含む」条件を指定します。例
gnome-search-tool --contains=今日--mtimeless
「次の日数以内に変更した」条件を指定します。例
gnome-search-tool --mtimeless=3--mtimemore
「次の日数より以前に変更した」条件を指定します。例
gnome-search-tool --mtimemore=3--sizemore
「最小サイズ」の条件を指定します。例
gnome-search-tool --sizemore=10--sizeless
「最大サイズ」の条件を指定します。例
gnome-search-tool --sizeless=10--empty
「ファイルが空である」条件を指定します。例
gnome-search-tool --empty--user
「次のユーザーが所有する」条件を指定します。例
gnome-search-tool --user=ubuntu--group
「次のグループが所有する」条件を指定します。例
gnome-search-tool --group=ubuntu--nouser
「所有者が不明である」条件を指定します。例
gnome-search-tool --nouser--notnamed
「次の名前を含まない」条件を指定します。例
gnome-search-tool --notnamed=文書--regex
「名前が次の正規表現に一致する」条件を指定します。例
gnome-search-tool --regex=.od--hidden
「隠しファイルとバックアップファイルを表示する」条件を指定します。例
gnome-search-tool --hidden--follow
「シンボリックリンクをたどる」条件を指定します。例
gnome-search-tool --follow--mounts
「他のファイルシステムを除く」条件を指定します。例
gnome-search-tool --mounts起動後に自動的に検索を行う
「--start」オプションを指定すると、起動後に自動的に検索を行います。1.GNOME サーチツールの起動
ここでは例として以下のコマンドを端末から実行しました。gnome-search-tool --named=.od --path=/home/ubuntu --start
「GNOME サーチツール」が起動し、自動的に検索が開始されます。