Nautilusスクリプト
「スクリプト」のボタンをクリックすると、Nautilusスクリプトの設定を行うことができます。以下の画面が表示されます。
有効なスクリプト
現在有効になっているスクリプトの一覧が表示されます。フォルダーを作成し階層化することも出来ます。
フォルダーやスクリプトをまとめてアイテムと表記します。
無効なスクリプト
現在無効になっているスクリプトの一覧が表示されます。Nautilusスクリプトについて
Nautilusスクリプトは、Nautilusでファイル等を右クリックした時に表示されるスクリプトです。選択されたファイルに対して処理を行います。
スクリプトを有効にする
無効なスクリプト内のスクリプトを有効にします。1.スクリプトの選択
有効にしたいスクリプトを「無効なスクリプト」の一覧から選択します。2.スクリプトの有効化
選択したスクリプトを「有効なスクリプト」にドラッグ&ドロップします。複数フォルダーを作成している場合は、追加したいフォルダーにドロップします。
3.完了
以下のようにスクリプトが有効になります。Nautilusで確認すると、以下のようにスクリプトが有効になっています。
Nautilusへの反映について
即座に反映されますが、スクリプトメニューが更新されない場合は、Nautilusを再起動するか再ログインしてください。フォルダーを作成する
スクリプトはフォルダーを作成することで階層化することができます。1.フォルダーの作成
アイテムを右クリックして表示されるメニューから「フォルダの作成」をクリックします。ルートフォルダー以外でサブフォルダーを作成するには、そのフォルダー内のアイテムを右クリックしてメニューを表示します。
2.フォルダー名の入力
以下のようにフォルダーが作成されるので、フォルダー名入力して「エンター」キーを押します。3.作成完了
以下のようにフォルダーが作成されます。階層構造の例
以下のように「有効なスクリプト」を構築すると、Nautilusでは以下のように表示されます。
スクリプトやフォルダーを移動する
「有効なスクリプト」内のアイテムを移動します。スクリプトを別のフォルダーに移動したり、フォルダーの親子関係を変更することができます。
1.アイテムの選択
移動したいアイテムを選択します。2.アイテムの移動
アイテムを移動先にドラッグ&ドロップします。3.移動完了
以下のようにアイテムが移動します。スクリプトやフォルダーの名前を変更する
アイテムの名前を変更します。アイテムの名前がNautilusのスクリプトメニューに表示されます。
1.アイテムの選択
名前を変更したいアイテムを選択します。2.名前の変更
アイテムを右クリックして表示されるメニューから「名前の変更」をクリックします。3.名前の入力
以下のように名前が変更できるようになるので、新しい名前を入力して「エンター」キーを押します。4.変更完了
以下のように新しい名前に変更されます。スクリプトを無効にする・フォルダーを削除する
有効にしたスクリプトを無効にします。また同じ手順でフォルダーを削除できます。
フォルダー削除時の注意
フォルダーを削除すると、そのフォルダー内のスクリプトやフォルダーは全て削除されます。またそのフォルダー内のスクリプトは「無効なスクリプト」に戻らず、削除されてしまいます。
事前に削除するフォルダー内のスクリプトを無効化してから、フォルダーを削除するとよいでしょう。
もしスクリプトが削除されてしまった場合、システムスクリプトを再構築してください。(後述)
またルートフォルダーの削除はできません。
1.アイテムの選択
無効にしたいアイテムを「有効なスクリプト」から選択します。2.アイテムの無効化
アイテムを右クリックして表示されるメニューから「削除」をクリックします。もしくは、「無効なスクリプト」にドラッグ&ドロップします。
3.完了
選択されたアイテムが削除されます。スクリプトの再構築
「無効なスクリプト」の一覧を再構築し、初期状態に戻します。「有効なスクリプト」に影響はありません。
1.スクリプトの再構築
「システムスクリプトを再構築」ボタンをクリックします。2.確認
以下の確認画面が表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。3.再構築完了
システムスクリプトの再構築が完了すると、「無効なスクリプト」が初期状態に戻ります。Nautilusスクリプトの保存先
Nautilusスクリプトの保存先です。Ubuntu Tweakで各スクリプトを有効にすると、以下のフォルダーにスクリプトが保存されます。
Ubuntu 12.10以前
「~/.gnome2/nautilus-scripts」に保存されます。Ubuntu 13.04以降
「~/.local/share/nautilus/scripts」に保存されます。Ubuntu Tweakのスクリプトの保存先
「無効なスクリプト」に表示されるスクリプトは、「~/.config/ubuntu-tweak/scripts」フォルダー内のスクリプトを参照しています。このフォルダー内に自分で作成したスクリプトを置くと、Ubuntu Tweakの「無効なスクリプト」一覧に表示され、管理することができます。
ただしスクリプトを再構築すると、自分で作成したスクリプトは削除されてしまうため、一時的に退避しておくなど注意してください。