セクターの情報を表示する
ディスクイメージからセクターを読み込み、セクターの情報を表示します。セクターの情報を読み込むには、セクター読み込み画面を表示する必要があります。
1.セクター読み込み画面の表示
「Image」メニューを開き、「Read sector」をクリックします。「Ctrl + R」キーを押しても良いです。
2.セクター読み込み画面
以下のようにセクター読み込み画面が表示されます。セクターを読み込む
セクターを読み込みます。1.セクター番号の指定
画面の下にあるテキストボックスに、読み込むセクターのセクター番号を入力します。セクター番号は、LSF(Logical Block Addressing)です。
2.セクターの読み込み
「Read」ボタンをクリックします。3.セクター情報の表示
指定されたセクターが読み込まれ、以下のようにセクターの情報が表示されます。セクターの情報について
表示されるセクター情報の内容は、以下の通りです。Sector address
セクター番号です。セクターのLSF(Logical Block Addressing)です。
16進数で表示されますが、括弧内の数値は10進数で表示されます。
Sector address MSF
セクターのMSF(Minute Second Frame)です。分:秒:フレームで表示されます。
Sector type
セクターを含むトラックのモードです。トラックのモードに応じて以下の内容が表示されます。
モード | 数値 | 識別子 |
---|---|---|
Mode 0 | 0x0 (0) | MIRAGE_MODE_MODE0 |
Audio | 0x1 (1) | MIRAGE_MODE_AUDIO |
Mode 1 | 0x2 (2) | MIRAGE_MODE_MODE1 |
Mode 2 (Formless) | 0x3 (3) | MIRAGE_MODE_MODE2 |
Mode 2 Form 1 | 0x4 (4) | MIRAGE_MODE_MODE2_FORM1 |
Mode 2 Form 2 | 0x5 (5) | MIRAGE_MODE_MODE2_FORM2 |
Sector angle
DPM(Data Position Measurement)のセクター角度です。「0.25」なら90度、「1.0」なら360度です。
Sector density
DPM(Data Position Measurement)のセクター密度です。PQ subchannel
サブチャンネル(サブコード/コントロールバイト)の情報です。Qチャンネルの情報が表示されます。
Subchannel CRC verification
サブチャンネルの妥当性が表示されます。問題がなければ「passed」と表示されます。
問題があれば「bad CRC」と表示されます。
Sector data L-EC verification
EDCやECCによるセクターの妥当性が表示されます。問題がなければ「passed」と表示されます。
問題があれば「bad CRC」と表示されます。
Sector data dump
セクターのデータを表示します。データの種類により色分けされ、データが表示されます。
Sector data dump(赤)
セクターのシンクパターン(同期データ)です。Sector data dump(緑)
セクターのヘッダーです。Sector data dump(紫)
セクターのサブヘッダーです。Sector data dump(黒)
セクターのデータです。他の色で表示されるデータを除いたデータです。