ソフトウェアの自動実行やautorun.shを起動してもGuest Additionsがインストールできない時は
以前、「Guest Additionsをインストールする」で「Guest Additions」のインストール方法を紹介しました。「Lubuntu」や「Ubuntu MATE」など一部のフレーバーでは、上記の方法で「Guest Additions」のインストーラーが起動しません。
ここでは、それらのフレーバーで「Guest Additions」をインストール方法を紹介します。
直接「Guest Additions」のインストーラーを起動するため、「Ubuntu」等でも利用できる方法です。
ここでは例として、「Lubuntu 14.04」に「Guest Additions」をインストールします。
1.パッケージのインストール
「Guest Additions」をビルドするのに必要なパッケージを予めインストールしておきます。「Guest Additionsをインストールする」の「事前準備」を参考にしてください。
2.Guest Additions CDをマウントする
Guest Additions CDを仮想マシンにマウントします。3.インストーラーのパスの確認
インストーラーは端末から実行するため、ファイルマネージャーを起動し、インストーラーのパスをコピーしておきます。この環境では、インストーラーのパスは「/media/lubuntu/VBOXADDITIONS_4.3.18_96516/VBoxLinuxAdditions.run」です。
環境によりパスが異なります。
4.端末の起動
端末を起動します。「Lubuntu」なら「LXTerminal」を起動します。
「Ubuntu MATE」なら「MATE 端末」を起動します。
5.コマンドの入力
以下のように、インストーラーを実行するコマンドを入力します。
sudo インストーラーのパス
「インストーラーのパス」には、「3.」でコピーしたインストーラーのパスを貼り付けます。
この環境では、以下のようになります。
sudo /media/lubuntu/VBOXADDITIONS_4.3.18_96516/VBoxLinuxAdditions.run
6.パスワードの入力
コマンドを実行すると、以下のようにユーザーのパスワードを聞かれるので、パスワードを入力し「エンター」キーを押します。7.インストール開始
以下のように、「Guest Additions」のインストールが始まります。8.インストール完了
以下のように、インストールが完了します。インストールが完了したら、仮想マシンを再起動します。
9.Guest Additionsの確認
仮想マシン起動後、デスクトップ画面が表示されたら「Guest Additions」がインストールされているか確認します。以上で完了です。