VirtualBox 5.0リリース
2015/7/9にVirtualBox 5.0がリリースされました。メジャーアップデートです。
様々な機能の追加や改善、不具合の修正が行われています。
変更点は「Changelog」を参照してください。
VirtualBox 5.0のインストール
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「Ubuntuソフトウェアセンター」から「VirtualBox 5.0」をインストールすることができます。「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「virtualbox-5.0」で検索します。
「インストール」ボタンをクリックします。
VirtualBox 4.3からアップグレード
既存の仮想マシンを残したまま、「VirtualBox 4.3」から「VirtualBox 5.0」へアップグレードすることができます。既存の仮想マシンもそのまま利用できます。
ただし「VirtualBox 4.3」と「VirtualBox 5.0」は共存できないため、「VirtualBox 5.0」をインストールすると「VirtualBox 4.3」がアンインストールされます。
アップグレード方法は、上記の方法で「VirtualBox 5.0」をインストールするだけです。
「VirtualBox 5.0」へアップグレードする時は、事前に「VirtualBox」を終了させておいてください。
Ubuntu 15.04にVirtualBox 5.0をインストール
「Ubuntu 15.04」に「VirtualBox 5.0」をインストールし、仮想マシンの「Ubuntu 15.04」を起動してみました。特に問題なく動作しています。
VirtualBox 5.0の新機能
「VirtualBox 5.0」の新機能のピックアップです。「VirtualBox 5.0」の変更点は、「Changelog」を参照してください。
1.準仮想化に対応
準仮想化に対応しました。「KVM」や「Hyper-V」が利用できます。
2.対応する命令セットの拡充
「SSE 4.1」や「SSE4.2」など、ゲストOSで利用できる命令セットが増えました。3.USB 3.0に対応
USB 3.0のデバイスが利用できるようになりました。USB 3.0を利用するには、「Oracle VM VirtualBox Extension Pack」をインストールする必要があります。
4.双方向のドラッグ&ドロップに対応
双方向のドラッグ&ドロップに対応しました。5.仮想ディスクの暗号化
仮想ディスクの暗号化に対応しました。6.画面のスケーリング
画面のスケーリングに対応しました。ゲストOSの画面を拡大して表示することができます。
7.UIのカスタマイズ
ツールバーやメニュー構成をカスタマイズできるようになりました。8.SATAディスクのホットプラグ
SATAディスクのホットプラグに対応しました。9.VirtualBoxマネージャーからストレージの変更ができる
VirtualBoxマネージャーからストレージの変更ができるようになりました。仮想マシンに設定するストレージを、仮想マシンの設定画面を開かずに変更できます。
仮想マシンに設定するCD/DVDのディスクイメージを、VirtualBoxマネージャーから直接変更できます。