プロンプトのカラーリング
Ubuntu 15.10の「端末」では、以下のようにプロンプトのカラーリングが行われるようになりました。以前のバージョンでは、プロンプトのカラーリングは行われず、テーマが指定した色が使用されていました。
端末のプロンプトのカラーリングを元に戻すには
端末のプロンプトのカラーリングを元に戻すには、「端末」起動時に実行される「.bashrc」を編集します。1.bashrcの配置場所
「.bashrc」は、「~/.bashrc」にあります。中身はシェルスクリプト(テキストファイル)です。
2.bashrcの内容(修正前)
プロンプトのカラーリングは、40行目の文で指定されています。以下の赤線の箇所を削除すれば、プロンプトのカラーリングが行われなくなります。
3.bashrcの内容(修正後)
以下のように修正します。ファイルを上書き保存します。
4.端末の確認
「端末」を起動すると、以下のようにカラーリングが行われていません。色の指定はどこで行われているか
プロンプトの色は、60行目で指定されています。PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$ '
Ubuntu 15.04からUbuntu 15.10へアップグレードした場合、プロンプトのカラーリングは行われない
Ubuntu 15.04からUbuntu 15.10へアップグレードした場合、「~/.bashrc」を引き継ぐため、プロンプトのカラーリングは行われません。ただしアップグレードした環境でも、Ubuntu 15.10上で新規に作成したユーザーアカウントでは、プロンプトのカラーリングが行われます。
もしUbuntu 15.10へアップグレード環境でプロンプトのカラーリングを行いたい場合は、上記の削除とは逆の事を行ってください。