Nautilus Actions
「Nautilus Actions」は、「Nautilus」のコンテキストメニューを拡張するNautilus拡張です。「Nautilus」のコンテキストメニューに、独自のメニューを追加することができます。
コンテキストメニューとは、「Nautilus」上で右クリックした時に表示されるメニューのことです。
「Nautilus Actions」には、コンテキストメニューに追加するアイテムを管理するアプリが付属しています。
ユーザーは、サブメニューや、アプリを実行するメニューアイテムなど、コンテキストメニューに追加するアイテムを作成できます。
またファイルやフォルダーの選択状況など、状況に応じて動作が変わるアイテムの作成も可能です。
Nautilus Actionsのインストール
「Nautilus Actions」のインストールです。1.インストール
「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「nautilus-actions」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
2.Nautilusの再起動
インストールが完了したら、「Nautilus」を再起動するか、ログインし直すか、PCを再起動します。Nautilus Actions Configuration Toolの起動
コンテキストメニューに追加するアイテムの管理や編集は、「Nautilus Actions Configuration Tool」から行います。「Nautilus Actions Configuration Tool」は、Dashホームから以下のように起動します。
Nautilus Actions Configuration ToolのUI構成
「Nautilus Actions Configuration Tool」のUI構成です。1.ツールバー(作成や保存)
アクションの作成や保存を行うボタンです。2.ツールバー(編集)
アイテムや設定の編集を行うボタンです。3.ツールバー(ヘルプ)
ヘルプを表示するボタンです。4.アイテム一覧
「Nautilus」のコンテキストメニューに表示するアイテムの一覧が表示されます。表示されているアイテムの階層構造が、メニューの階層構造になります。
5.アイテムの設定
「4.」で選択されているアイテムの設定です。設定はタブごとに別れています。
無効なアイテムと未保存のアイテムについて
アイテムの一覧では、無効なアイテムと未保存のアイテムが強調表示されます。無効なアイテム
実行するコマンドが指定されていないメニューアイテムや、有効なメニューアイテムを1つも含まないサブメニューは、赤字で表示されます。無効なアイテムは、コンテキストメニューに表示されません。
未保存のアイテム
未保存のアイテムは、斜体で表示されます。アイテムの種類について
「Nautilus Actions Configuration Tool」では、ユーザーが作成するサブメニューやメニューアイテムのことをまとめて「アイテム」と表現します。これらのアイテムには、以下の3種類があります。
- メニューアイテム
- アクションアイテム
- プロファイルアイテム
1.メニューアイテム
いわゆるサブメニューのことです。「Nautilus」のコンテキストメニューに、サブメニューとして表示されます。
1つのメニュー内に複数のアイテムを配置することができます。
2.アクションアイテム
いわゆるメニューアイテムのことです。「Nautilus」のコンテキストメニューに、メニューアイテムとして表示されます。
アクションアイテムは複数のプロファイルアイテムを持つことができます。
3.プロファイルアイテム
「2.」のアクションアイテムをクリックした時に実行される内容を定義したアイテムです。アクションアイテムを作成すると、自動的にプロファイルが1つ作成されます。
状況に応じて動作を微妙に変えたい時は、アクションアイテムにプロファイルアイテムを追加します。
「Nautilus」のコンテキストメニューでアクションアイテムをクリックした時に使用されるプロファイルは、上位にあるプロファイルから順番に条件をチェックし、一番最初に条件に合ったプロファイルです。