アイテムの表示・非表示をスキームの種類で制御する設定を行う(Schemes)
アイテム一覧でアイテムを選択し「Schemes」タブをクリックすると、アイテムの表示・非表示をスキームの種類で制御する設定項目が表示されます。スキームとは
スキームとは、「Nautilus」でネットワーク上の共有フォルダーを表示する際、そのフォルダーのURIには、アクセス方法に応じてスキームが設定されます。例えばSambaで共有フォルダーにアクセスしている場合、「smb」のスキームが付きます。
SchemesのUI構成
SchemesのUI構成です。1.Scheme filter
スキームの条件です。ここをクリックすると、「Scheme filter」の昇順・降順でフィルターをソートします。
また各フィルターの「Scheme filter」をクリックすると、以下のように条件を編集できるようになります。
条件を入力したら「エンター」キーを押します。
2.Must match one of
「Must match one of」をオンにすると、スキームが「Scheme filter」の条件に合う場合、アイテムは「Nautilus」のコンテキストメニューに表示されます。ここをクリックすると、「Must match one of」の昇順・降順でフィルターをソートします。
また各フィルターの「Must match one of」をクリックすると、「Must match one of」が有効になります。
3.Must not match any of
「Must not match any of」をオンにすると、スキームが「Scheme filter」の条件に合う場合、アイテムは「Nautilus」のコンテキストメニューに表示されません。ここをクリックすると、「Must not match any of」の昇順・降順でフィルターをソートします。
また各フィルターの「Must not match any of」をクリックすると、「Must not match any of」が有効になります。
4.フィルターの一覧
フィルターの一覧が表示されます。フィルター作成時の注意事項
フィルター作成時の注意事項です。1.フィルターは1つ以上必要
フィルターは最低でも1つ必要です。2.同じ「Scheme filter」を持つフィルターは作成不可
同じ「Scheme filter」を持つフィルターは作成できません。3.ファイルが1つも選択されていない場合
「Nautilus」でファイルが1つも選択されていない場合、現在「Nautilus」で表示しているフォルダーが選択されているものとして扱われます。フィルターを追加する
フィルターを追加します。1.フィルターの追加
右側の「+」ボタンをクリックします。「Insert」キーを押しても良いです。
2.Scheme filterの入力
以下のようにフィルターが追加され、「Scheme filter」を入力する状態になります。ここでは例として、以下のように入力しました。
「Scheme filter」を入力したら、「エンター」キーを押します。
3.フィルターの追加完了
以下のようにフィルターが追加されます。スキーム一覧からフィルターを追加する
予め用意されているスキーム一覧からフィルターを追加します。1.フィルターの追加
右側の「Defaults」ボタンをクリックします。2.スキームの選択
以下の画面が表示されるので、スキーム一覧からスキームを選択し「OK」ボタンをクリックします。スキーム一覧にあるスキームは、以下のとおりです。
スキーム | 概要 |
---|---|
dav | WebDAVのスキーム |
file | ローカルファイルのスキーム |
ftp | FTPのスキーム |
sftp | SFTPのスキーム |
smb | Sambaのスキーム |
ここでは例として、「smb」を選択しました。
3.Scheme filterの入力
以下のようにフィルターが追加され、「Scheme filter」を入力する状態になります。「Scheme filter」を入力したら、「エンター」キーを押します。
4.フィルターの追加完了
以下のようにフィルターが追加されます。フィルターを削除する
フィルターを削除します。1.フィルターの選択
削除するフィルターを選択します。2.フィルターの削除
右側の「ー」ボタンをクリックします。「Delete」キーを押しても良いです。