コミット対象になるファイルの一覧を、スクリプト向けフォーマットで表示する
コミット対象になるファイルの一覧を、スクリプト向けフォーマットで表示します。情報の表示だけで、実際にコミットは行われません。
暗黙のうちに「--dry-run」オプションも指定されます。
スクリプト向けフォーマットは、ショートフォーマットと同様のフォーマットで出力されます。
違いは、文字のカラー設定など、以下のユーザーの設定が反映されない点です。
- color.status
- status.relativePaths
また、以前の「Git」のバージョンと、フォーマットが変わりません。
ファイルの状態を解析し、処理を行うシェルスクリプト等で利用します。
1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
2.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。3.ワーキングディレクトリーの状態
「ワーキングディレクトリー」の状態を確認すると、以下のようになっています。「ステージングエリア」に「master.txt」ファイルが追加されており、「master.txt」ファイルがコミット対象のファイルであることが分かります。
すなわち、コミットにより「master.txt」ファイルが「スナップショット」に反映されます。
4.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。オプション |
---|
--porcelain |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --porcelain
5.コマンドの実行結果
以下のように、 コミット対象になるファイルの一覧が表示されます。表示される内容の見方は、「ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を、ショートフォーマットで表示する」を参考にしてください。