デスクトップ環境間のIntel GPUベンチマーク
Phoronixで、デスクトップ環境間のIntel GPUベンチマークの結果が掲載されています。このベンチマークの目的は、OpenGLアプリケーションのパフォーマンス計測です。
各デスクトップ環境で使用されるシェルそのもののパフォーマンス計測ではありません。
OpenGLアプリケーションの最たる例と言えば、3Dゲームでしょうか。
他にもOpenGLを使用したソフトウェアはたくさんあるので、OpenGLを多用するアプリケーションを利用する人は、ベンチマークの結果を参考にしてみてください。
環境
ベンチマークの環境は、以下の通りです。項目 | 概要 |
---|---|
CPU | Intel Core i5 6600K @ 3.90GHz 4Core |
GPU | Intel Sky Lake 1150MHz |
GPUドライバー | Intel 2.99.917 |
OpenGL | 3.3 Mesa 11.2.0 |
Xサーバー | 1.18.3 |
メモリー | 15360MB |
Linux Kernel | 4.4.0-18-generic (x86_64) |
OS | Ubuntu 16.04 |
ベンチマークの作成に使用したデスクトップ環境は、以下の通りです。
デスクトップ環境 | デスクトップ環境を採用しているOS |
---|---|
Unity 7.4.0 | Ubuntu |
Xfce 4.12 | Xubuntu |
LXDE 0.8.2 | Lubuntu |
GNOME Shell 3.18.4 | Ubuntu GNOME |
MATE 1.12.1 | Ubuntu MATE |
KDE Frameworks 5 | Kubuntu |
Openbox 3.6 | ー |
詳細は、リンク先を参照してください。
ベンチマーク結果
ベンチマーク結果を見ると、多くの項目でUnity環境が最高のパフォーマンスを出していることが分かります。唯一「Team Fortress2」では3位のパフォーマンスになっていますが、数値を見ると上位との差は僅かです。
いずれのデスクトップ環境も、設定を変更せずそのままの環境でベンチマークを作成しています。
そのため、Kubuntuのようにパフォーマンス設定を細かく調整できるデスクトップ環境では、設定の変更により結果が変わってくるかも知れませんね。
OpenGLを多用するアプリケーションを利用する人は、Unityでアプリケーションを利用してみるのも良いかと思います。