Firefox 49がリリースされました
2016年9月20日に「Firefox 49」がリリースされました。すでに「Ubuntu」ユーザー向けに「Firefox 49」へのアップデートが提供されています。
「ソフトウェアの更新」を起動すれば「Firefox」のアップデートが検出されます。
「今すぐインストール」ボタンをクリックすれば、「Firefox 49」がインストールされます。
マルチプロセス化の対象拡大
注目機能の一つにマルチプロセス化の対象範囲拡大があります。テストの結果、レスポンスが今までの4倍まで向上したとのことです。
「Firefox」は「Ubuntu」のデフォルトのブラウザーですし、「Ubuntu」ユーザーにとっても嬉しい改善ですね。
マルチプロセスの確認
「Ubuntu 16.04」+「Firefox 49」の環境でマルチプロセスの状況を見てみます。マルチプロセスの有効状態は、「about:support」から確認できます。
以下のように「マルチプロセスウィンドウ」が「1/1(既定で有効)」になっていれば、マルチプロセスが有効になっています。
適当なサイトをいくつか開いて「システムモニター」でプロセスを確認すると、「Web Content」プロセスが生成されています。
Ubuntu公式の拡張機能がマルチプロセスに対応していない
Ubuntu公式の拡張機能がマルチプロセスに対応していないため、「Ubuntu」で「Firefox」を起動すると、常にマルチプロセスがオフになります。「アドオンマネージャー(about:addons)」を開き「拡張機能」を表示すると、以下のように「Ubuntu Modifications」が見つかります。
「無効化」ボタンをクリックして「Firefox」を再起動すれば、この拡張機能が無効になります。
この拡張機能を無効化した後、再度マルチプロセスが有効になっているか確認します。
まだマルチプロセスが無効になっている場合は、他の拡張機能やアドオンを無効にしてみると良いでしょう。
Ubuntu Modifications拡張機能
「Ubuntu Modifications」は、「xul-ext-ubufox」パッケージによって提供されている拡張機能です。この拡張機能は、バグの報告メニューを追加したり、スタートページをUbuntu向けのページにしたり、「Firefox」アップグレード時に「Firefox」の再起動を促す通知アイコンを表示する拡張機能です。