Ubuntu MATE 16.10 β2の変更点
「Ubuntu MATE 16.10 β2」のリリースノートから、「Ubuntu MATE 16.10 β2」の変更点をピックアップします。「Ubuntu MATE 16.10 β2」のリリースノートは、以下をを参照してください。
β2リリース以降、開発チームは「Ubuntu MATE 16.10」のリリースに向け、多くの不具合の修正に注力していきます。
MATE Desktop 1.15.1を採用
「Ubuntu MATE 16.10 β2」では、「MATE Desktop 1.15.1」を採用しています。正式リリースでは、先日リリースされた「MATE Desktop 1.16」が採用されます。
GTK+3への移行に向けて
「Ubuntu MATE 16.10」の開発サイクルは、「GTK+3」への移行に入りました。また「古き良き機能」の構築のため、新しい基盤の作成もこのサイクルで行われる予定です。
Ubuntu MATE 16.10 β2の利用をお勧めするユーザーとお勧めしないユーザー
開発版を利用しているユーザーは「安定して動作している」と言っていますが、目的により「Ubuntu MATE 16.10 β2」をお勧めできるユーザーとそうでないユーザーがいます。β2版をお勧めするユーザー
- 「Ubuntu MATE」のテスト、不具合の発見や報告、不具合の修正など開発を手伝うユーザー
- 「Ubuntu MATE」、「MATE」、「GTK+」の開発者
β2版をお勧めしないユーザー
- 開発版で発生する不具合は遠慮したい一般的なユーザー
- 安定したシステムを必要とするユーザー
- 頻繁にシステムが壊れる可能性を許容できないユーザー
- 日々の作業にシステムやソフトウェアの信頼性を必要とするユーザー
VirtualBoxがお勧め
実機へのインストールがためらわれるが「Ubuntu MATE 16.10 β2」を利用してみたいユーザーは、「VirtualBox」に「Ubuntu MATE 16.10 β2」をインストールすると良いでしょう。β1からの変更点
「Ubuntu MATE 16.10 β1」からの変更点です。1.MATE Desktop 1.15.1へアップグレード
上記でも記述したように、 β2では「MATE Desktop 1.15.1」が採用されています。これは1.15系最新のスナップショットであり、多くの不具合の修正がなされています。
また「GTK+3」との互換性も改善されています。
先日リリースされた「MATE Desktop 1.16」はもうすぐ「Ubuntu MATE 16.10」向けにアップデートが提供されます。
2.テーマのアップデート
「Ubuntu MATE 16.10」で採用されるテーマが更新され、「GTK+3.20」との互換性が大幅に改善されています。3.ようこそ画面のアップデート
ようこそ画面が「Ubuntu MATE Welcome 16.10.9」にアップデートされています。このアップデートでは、以下の改善が行われています。
- 検索ボックスに自動的にフォーカスを設定する
- Getting Startedのデザインのアップデート
- ヘッダーとフッターのシャドウやフッターアイコンのアップデート
- Ambiant MATE以外のテーマ設定時に発生するチラつきの低減
- その他多くの不具合修正
アプリのインストールに関するアップデート
以下のアプリのインストールに関する問題が修正されました。- Audio Recorder
- Gajim
- InSync
- KDE Connect Indicator
- Kodi
- Hedgewars
- HipChat
- MakeMKV
- OBS Studio
- Play on Linux
- Ubuntu SDK
- Ubuntu Software
- Veracrypt
- Wine Devel
新たにインストールできるようになったアプリ
以下のアプリが新たにインストールできるようになりました。- Deja-Dup
- Brasero
- gElemental
- GNS3
- Thunderbird
- Skype for Linux Alpha